岩合光昭さんのネコ写真展が壱岐島の一支国博物館で4/13から開催

動物写真家・岩合光昭さんの写真展「岩合光昭ミニ写真展 ねこ歩き 日本編」が2018年4月13日から、長崎県の壱岐島にある一支国博物館(いきこくはくぶつかん)にて開催されます。

壱岐市立一支国博物館の外観、設計は建築家の黒川紀章壱岐市立一支国博物館

壱岐島(いきのしま)には縄文時代から元寇・鯨組に関する中近世までの歴史を知ることができる482箇所の遺跡が残っており、壱岐の海や遺跡を一望できる高台に建つ同館には、魏志倭人伝に記された一支国の王都跡とされる原の辻遺跡や島内の遺跡に関する資料、出土品などが収蔵展示されています。

壱岐市立一支国博物館の屋上芝生広場と展望室建築家の故黒川紀章氏による設計

4月13日(金)からは世界で活躍する動物写真家・岩合光昭さんの作品を展示する企画展を開催。

40年以上にわたってネコを撮影し続けている岩合さんが「ネコの動きをみれば、ヒトの動きがみえてくる」と語るとおり、ヒトが歩む道はネコも一緒についてくる。ヒトの生き方や暮らし方がネコにも現れます。

本展では、岩合さんがこれまでに撮影してきた日本のネコたちを中心に約70点の作品を展示。素直でへそ曲がり、大胆で臆病、甘えたがりで素っ気ない、ネコたちとの出会いの旅を楽しめる展示内容となっています。

岩合光昭さんのネコ写真 白猫のにゃんきっちゃんにゃんきっちゃん (C)Mitsuaki Iwago

写真展の会期中は猫にちなんだ関連企画も実施され、絶滅の危機に瀕しているツシマヤマネコや壱岐島の尾まがり猫についての講座が行われるほか、「ねこの秘密(文春新書)」や「ねこはすごい(朝日新書)」などの著者で猫博士として知られる西南学院大学准教授の山根明弘氏よる講座も予定されています。


■写真で見る対馬の大自然に生きる動物たち
講師:川口誠(対馬自然写真研究所 代表)
日時:2018年4月22日(日)14:00〜
会場:3階 多目的ホール
備考:参加費無料/定員180名

■壱岐の尾まがり2 -猫コバナシ-
講師:河合恭典(同館学芸員)
日時:2018年5月6日(日)14:00〜
会場:3階 多目的ホール
備考:参加費無料/定員180名

■ねこの秘密とわたしたち
講師:山根明弘(西南学院大学 准教授)
日時:2018年5月20日(日)14:00〜
会場:3階 多目的ホール
備考:参加費無料/定員180名

■地域ねこ写真展 壱岐の尾曲がり
会期:2018年4月28日(土)~6月10日(日)
会場:3階 多目的交流室
観覧:無料

また、会期中に自慢のネコ写真を同館に持参すると、館内の専用スペースに展示してもらうことができるほか、持参者には1人1枚限定でねこのポストカードがプレゼントしてもらえます。

受付期間:2018年4月13日(金)~6月17日(日)
受付場所:1階受付
写真寸法:L判(約9cm×13cm)
応募点数:1人1枚まで
※写真の返却は不可、写真に人物が写る場合は本人の承諾が必要

館内の常設展示室では、一支国の王都として栄えた原の辻遺跡の世界を巨大ジオラマとミニチュア人形で再現し、当時の生活の様子や実物資料の使い方などが分かりやすく紹介されているほか、朝鮮半島と日本本土との海道を行き来していた古代船が海の王都の象徴として展示されています。

一支国博物館の常設展示、ミニチュア人形

一支国博物館の常設展示、原の辻遺跡の巨大ジオラマ

朝鮮半島と日本本土との海道を行き来していた古代船 by 一支国博物館の常設展示

企画展「岩合光昭ミニ写真展 ねこ歩き 日本編」は6月10日まで開催され、会場の特設物販コーナーでは猫グッズのショッピングを楽しむこともできますので、興味のある方は足を運んでみてはいかがでしょうか。

 

展覧会概要

名称:岩合光昭ミニ写真展 ねこ歩き 日本編
会期:2018年4月13日(金)~6月17日(日)

料金:一般300円/高校生以下100円/未就学児無料
※年間パスポート所有者 無料(同行者5名まで半額)
※障がい者手帳保持者および介護者1名までは団体料金

会場:壱岐市立一支国博物館 1階 テーマ展示室ほか

長崎県壱岐市芦辺町深江鶴亀触515-1

画像提供:Iki City Ikikoku Museum

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