江戸の猫カフェがやってくる!浮世絵の世界で猫と遊べる 「江戸ねこ茶屋」

※追記(2018年8月8日)
本イベントは好評につき、開催期間が当初の2018年8月31日(金)から12月2日(日)まで延長されることが公式発表されました。

浮世絵の世界を再現した空間で本物の猫と遊べる猫カフェ「江戸ねこ茶屋」が東京都のJR両国駅前に6月15日~8月31日の期間限定でオープンします。

両国にオープンする猫カフェ「江戸ねこ茶屋」

日本では歌川国芳や歌川広重をはじめ、江戸から明治にかけて多くの浮世絵師たちが猫の魅力を作品に描いてきましたが、そんな浮世絵の世界観の中で実際に猫と戯れることができるのが「江戸ねこ茶屋」。

東京都の墨田区にある両国は、吉良邸跡や勝海舟生誕の地など江戸にまつわる史跡が多く、江戸と東京の歴史や文化を伝える「江戸東京博物館」が所在する一方で、猫の恩返し伝説(回向院の猫塚)をはじめ猫とも縁の深い街として知られています。

両国国技館の「のぼり」と「櫓太鼓」国技館もあるニャ

そんな江戸と猫に馴染みのある両国ならではの「江戸ねこ茶屋」は、「猫ばかりが住んでいる江戸の長屋を、旅人(=お客)が覗きに来る」というコンセプトで、江戸の長屋をモチーフにして作られた建物の中に浮世絵の画像データと立体造形を組み合わせ、江戸の街並みと雰囲気を表現するというユニークな試みです。

江戸ねこ茶屋の内観イメージ江戸ねこ茶屋の内観イメージ

両国にある猫カフェ「江戸ねこ茶屋」の実際の店内実際の店内(8月8日公開)

会場内には猫提灯が飾られた「ねこ茶屋」を中心とする町が広がっていて、「ねこ湯」「ねこ遊郭」「ねこ広場」などのゾーンが設けられ、それぞれのシチュエーションに合った浮世絵を用いて江戸の世界が再現されます。

各ゾーンには本物の猫がたくさんいて、猫が通れる出入口や通り道、階段などを配置。まるで江戸の世界にいるような気分で自由気ままに暮らす猫たちを眺めたり、一緒に遊んだり、写真を撮ったりすることができる新感覚の体験施設となっています。

江戸ねこ茶屋の猫スタッフたち猫と触れ合えるのにゃ〜

また「ねこ神社」ではおみくじを引くこともできるほか、浮世絵の解説を通して江戸から続く「人と猫との深い関係」を知るといった楽しみも用意されています。

さて、この「江戸ねこ茶屋」にいるたくさんの猫たち、実はその多くは、人間の色々な事情で飼えなくなった猫や捨てられてしまった保護猫たちなのです。

猫たちの健康状態は資格を保有している動物管理責任者が毎日チェックし、里親も募集する予定で、猫と触れ合って家に迎え入れたいと思った場合は、スタッフの人に声を掛けると面談や審査など次のステップに進むことができます(実際に里親になれるのは江戸ねこ茶屋の会期終了後)。


そのような背景から、本イベントには保護猫活動をサポートし関心を高める目的もあり、イベントの収益金の一部は保護猫問題を解決するための活動支援金として寄付されるほか、趣旨に賛同した猫好きアーティストたちの協力によるオリジナル絵馬が展示される予定となっています。

その他にも、会場内には猫に関するオリジナルグッズを購入できるコーナーが登場。Tシャツやクッション、巾着袋、ブックカバー、スマホケース、手ぬぐい、タオル、クリアファイル、畳コースター、シールなど、ショッピングも楽しめます。

江戸ねこ茶屋のオリジナルグッズ(猫クッション)猫クッション

江戸ねこ茶屋のオリジナルグッズ(猫ステッカー)猫ステッカー

江戸ねこ茶屋のオリジナルグッズ(実物)グッズの実物(8月8日公開)

さらに両国にある近隣施設とも連携。「粋な江戸の食文化を楽しむ」をコンセプトに掲げた魅力ある和食専門店が集まる「-両国- 江戸NOREN」や「すみだ北斎美術館」とのキャンペーンなども実施される予定となっています。

江戸ねこ茶屋の入り口に並ぶ人々入場待ちの列ができるほど大盛況(8月8日公開)

 

江戸ねこ茶屋

期間:2018年6月15日(金)~8月31日(金)12月2日(日)
時間:11:00~20:00(最終入場19:00)
料金:大人 1,500円/中高校生 1,200円
  ※60分の料金。延長は20分ごとに500円

会場:両国駅広小路

東京都墨田区横網1-3
JR両国駅西口イベント広場
JR総武線「両国駅」西口 徒歩1分

猫スタッフが公開!浮世絵の世界で遊べる猫カフェ「江戸ねこ茶屋」

猫スタッフが公開!浮世絵の世界で遊べる猫カフェ「江戸ねこ茶屋」

浮世絵の世界を再現した空間で本物の猫と遊べる猫カフェ「江戸ねこ茶屋」から、新たにお店で触れ合える猫スタッフ(一部)の顔ぶれが発表されました。

(C) edonekochaya/atpress.ne.jp

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