7匹のキジトラ子猫の首輪がすべて外れる事案が発生!見た目がそっくり過ぎて飼い主さんは大混乱→首輪が取れた意外な理由とは?
猫の毛色や柄は親猫から受け継いだ遺伝子によって決まりますが、兄弟姉妹であっても似ていないことがあれば、もちろんそっくりな子もいます。
見た目が似ている猫を多頭飼いしている場合は、異なる色の首輪を着けることで簡単に見分けることができますが、もしもその首輪が外れてしまっていたら…考えるだけでゾッとしてしまいそうですよね。
つい先日、そんな恐ろしい体験をしたのがSNSユーザーの猫オババ(@esamakibabaa)さん。なんと子猫たちが身に着けていたシュシュ(布にゴムを通した髪飾り)タイプの首輪がすべて外れてしまっているのを発見。子猫の数は全部で7匹、しかもすべてキジトラ柄というから大変です。
どの猫も同じような柄をしているのはもちろん、顔や体型も同じような見た目をしているので、ひと目見て個体を見分けるのは困難であることが伝わってきます。
この様子を見た猫オババさん。最初は「なんかスッキリしてるなぁ…」と思いながらも気にせず猫たちと遊んでいたそうですが、ふとシュシュがないことに気づいて大慌て。誰が誰なのか、どうしたら良いのか、一瞬混乱してしまったものの、何とか自身の心を落ち着かせてみると、一匹だけは顔の大きさで判別できることに気がついたと言います。
それでも他の子猫は見た目で判別するのが難しいことから、名前を読んでみたり『あんただぁれ?』と話かけてみることに。しかし、結果は振り向きもしないという猫らしい態度に猫オババさんは撃沈。残るは「性格の違いで見分けるしかない!」と気を取り直し、記憶の中にある子猫たちの行動や反応を思い出しながら特定作業を行っているのだとか。
それにしても、子猫たちに着いていたシュシュは、なぜ一気に外れてしまったのでしょうか。1〜2匹だけならまだしも、7匹すべての首から無くなっているのは偶然とは考えづらく、第三者の手による企みを疑っても不思議ではありません。
その点について猫オババさんに聞いてみると、お部屋の中に置いてある猫ちぐら(稲わらを編んで作った猫用の寝床)には、猫たちが一生懸命噛みちぎって出来た穴があり、最近はそこを通り抜けて遊ぶのが子猫たちの流行りだったことに着目。
おそらくその穴を通り抜ける時に外れたのでは…というのが見立てなのだとか。確かにシュシュは装着感が緩いアイテムも多いので、狭い穴を通り抜ける際に外れしまったというのはあり得そうなことです。
ちなみに肝心のシュシュは、階段の踊り場に落ちていたのだそうで、シュシュが突然消えてしまったミステリーな事件という訳ではなかったようです。
今回、猫オババさんを震撼させた7匹の子猫は、推定生後5ヶ月と同じ年齢であるものの、全員が兄弟姉妹の関係という訳ではなく、4兄妹、2兄妹、1匹と別々の場所で保護した猫ちゃん。4兄妹は父猫が工事現場の重機に轢かれて亡くなってしまい危険だったことから保護することに、2兄妹は野良猫の繁殖を抑えるTNR活動の現場で保護し、残る1匹は車の下に入り込んでいたのをレスキューしたのだとか。
保護した後はそれぞれ、名前もつけてお世話をしていたももの、今回の事件によって、ほとんど判別不能なキジトラ子猫軍団に。このことが原因で何か困ったことは発生していないのか聞いてみると、「まだ里親様が決まっていないので、入れ替わっていてもたぶん問題ないと思います。(たぶん…)」とのことで、これから新しい家族を見つけようとする段階だったことは不幸中の幸いだったのかもしれません。
一方、猫オババさんのお家では7匹の子猫とは別に、成猫のキジトラも5匹飼っていて、現在お家には全部で12匹のキジトラ猫がウロウロしているというカオスな状況。さらに心配事が増しそうな環境ですが、成猫になると顔つきや体つきにかなり差が出てくるのだそうで、同じ柄でも一緒に暮らしていれば余裕で見分けることができるのだとか。
今回インタビューに応じてくれた猫オババさん。シュシュが外れてしまったキジトラの子猫ちゃんたちについて「現在里親募集中です!宜しくお願いいたします」とメッセージを寄せてくれました。