猫もゲストも嬉しい保護猫シェルター付きのゲストハウスが登場

福岡県博多区千代に2017年3月23日、保護猫シェルター付きのゲストハウス「ねこ蔵ホステル」がオープンします。

保護猫シェルター付きのゲストハウス「ねこ蔵ホステル」

この施設はゲストハウスでありながら動物愛護センターより救出した猫たちを一時保護する機能を持ち合わせた施設で、里親がみつかるまでの間は猫たちの生活空間にもなります。

シェルターの運営費は、ゲストハウスの宿泊費や飲食店の売上から捻出することで、保護猫活動を継続的に取り組める仕組みをつくり、猫もゲストも幸せになれる宿泊施設となることを目的としています。

ゲストハウスの建物は新築の木造2階建てで、1階にある保護猫シェルターと日本酒バー「夜茶蔵(よざくら)」は、宿泊しないゲストも入場することができ、2階が客室になっています。

保護猫シェルター付きのゲストハウス「ねこ蔵ホステル」、1Fにある保護猫シェルターのイメージ1F保護猫シェルターのイメージ

このゲストハウスを運営するのは、福岡に拠点を構え賃貸共同住宅の開発などを手がけるDM都市開発株式会社という企業で、プロジェクトの発起人は同社のマネージャーを務める森信子さん。

森さんは本業のかたわら、以前から自宅周辺で野良猫のTNR(野良猫を捕獲し=Trap、避妊去勢手術を施し=Neuter、元の場所に戻す=Return)活動や、保護、里親募集活動などを行っており、また、自身でも殺処分される予定だった猫を家族として迎え入れたことで、愛護センターに収容されている猫達を1匹でも多く救いたいと考えるようになったのだそうです。

そこで、福岡市で保護猫活動をしている「福ねこハウス」と協力し、継続的な保護猫活動ができる仕組み作りを検討。

野良猫が置かれている状況を一人でも多くの人に知り語り合ってもらいたいという思いと、福岡に訪れる旅行者の多さにたくさんの出会いの可能性を感じたことから、日本だけでなく世界中の人との出会いの場として、宿泊施設という事業形態を選択することに。

また、今年の1月には、当初の予定にはなかった病猫のための隔離スペースの予算を確保するため、社会課題に取り組む活動のための資金調達サイト「GoodMorning」で資金提供を呼びかけ、見事目標の支援額に到達しています。

「ねこ蔵ホステル」のゲストハウスとシェルターの管理は保護猫活動を行う「福ねこハウス」に委託され、猫の譲渡は自宅に届ける形になるため、基本的には福岡県内の人への譲渡となる見込みです。

現在、3月23日のオープンに向けて準備が進められており、すでにオープン日以降の予約受付が開始されています。

福岡の猫好きさんや、福岡に旅行される方に広く知れ渡って欲しい施設ですね。

ゲストハウス「ねこ蔵ホステル

福岡県福岡市博多区千代4-7-86
地下鉄箱崎線 千代県庁口駅 徒歩3分

出典:atpress.ne.jp

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