ねこ太郎さんが描いた猫島のフォトコミック「田代島ねこ便り」
日本の猫島のひとつに数えられる宮城県の「田代島(たしろじま)」。そこで暮らし、島での生活を猫マンガとして描いている「ねこ太郎」さんのフォトコミックが先月発売されました。
石巻市・仙台湾内に浮かぶ田代島は歩いて2〜3時間ほどで一周することができる程の大きさの島。
主な産業は漁業で釣りスポットとしても有名な場所ですが、もともと猫を大切にする習慣があったことから個体数が増えていき、その様子がテレビなどで取り上げられてからは「猫の楽園」と呼ばれて注目されるようになりました。近年では猫たちを目当てとした観光客が日本のみならず、海外からも訪れる島として知られています。
そんな猫島での暮らしを描いたブログ「田代島(ねこ)便り」は、ブログ村の猫絵・猫漫画部門ランキングで1位を獲得するほどの人気を集めており、猫好きな皆さんの中にはご覧になったことがあるという方もいらっしゃるのでは。
このたび発売された本書では、そんなねこ太郎さんをはじめ、田代島のユニークな猫たちが続々と登場。島にいる猫たちの写真にコメントを添えたコミックに仕立てになっていて、島の雰囲気や猫たちの様子を爆笑ストーリーで楽しむことができます。
そんな本書の中身を少しだけご紹介。
ども、ねこ太郎です
はなこの教育
かかあ天下
ザ・コーチ
猫舌みくじ
まるでマンガの構成に合わせて、猫ちゃんたちがその表情やポーズを取ってくれているように見えてきますね。
また、本書にはフォトコミック以外にも「島猫写真館」のコーナーや、東日本大震災の前後にわたって島猫を撮影し続けてきた著者による、制作秘話などのエッセイも掲載されています。折しも震災から6年を迎えようとしている時期ですが、「震災前後の猫島」という、なかなかスポットは当たらないけれど猫好きにとっては気になる内容も含まれています。
もちろん、本書のメインはフォトコミック。猫島・田代島に訪れて笑い溢れる猫の世界に迷い込んだような、そんな気分に浸れる一冊となっています。
猫と笑いに癒やされたい方は手に取ってみてはいかがでしょうか。
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(C) ねこ太郎