仙台文学館、にゃんてったって猫展と岩合氏の写真展を同時開催
宮城県の仙台文学館で9月10日から、猫と人間の物語をテーマにした特別展「にゃんてったって猫」が開催されています。
書物などから日本に猫が実在したことが伺えるのは、今から千年以上も昔に遡りますが、平安時代には源氏物語・枕草子・小右記などに高貴な猫が登場し、江戸時代には戯作者の滝沢馬琴が長寿の猫を飼い、浮世絵師の歌川国芳は常に数匹の猫を飼って、猫を抱えながら浮世絵を制作していたと言われています。
明治時代になっても夏目漱石や内田百聞ら、多くの作家の作品に猫が登場するなど、その時代時代において猫と人間は深い関わりを持ちながら生きてきました。
そして今、空前の猫ブームと言われる現代では、家族の一員として大切にされる猫がいる一方で多くの猫が不幸な亡くなり方をしてます。そのような状況において、猫と人間はどのような関係にあると言えるのか。本展では展示作品を通して人間のあり方を省みるきっかけとなってほしい、そんな思いが込められています。
また、特別展「にゃんてったって猫」の会期中は動物写真家・岩合光昭さんのミニ写真展「ねこ」も同時開催されるほか、トークやサイン会、猫に関するさまざまなイベントが企画されており、見どころの多い展示会となっています。
岩合光昭アーティストトーク
日時:2016年9月27日(火)11:00~11:30
日時:2016年9月27日(火)14:00~14:30
定員:各回 150人ずつ
会場:仙台文学館 2F 講習室
※9月14日(水)に申込み締切済み
岩合光昭 サイン会
仙台文学館の販売コーナーで当日に購入した写真集または書籍(1人2冊まで)を対象に、岩合光昭さんのサイン会が行われます。希望者には購入時にサイン会の参加整理券が午前の部/午後の部それぞれ先着200人に配布されます。
日時:2016年9月27日(火)11:45~
日時:2016年9月27日(火)14:45~
定員:各回 200人ずつ
会場:仙台文学館 2F 講習室
講演会「動物を詠む、猫を詠む」
仙台文学館の館長・小池光さんが、多くの歌人が詠んだ動物の短歌や、猫を詠んだ短歌について解説をしてくれます。
日時:2016年9月22日(木・祝)13:30~14:30
講師:小池光(仙台文学館館長)
定員:80人
会場:仙台文学館 2F 講習室
※9月13日(火)に申込み締切済み
羊毛フェルトでリアルな猫を作ろう!
日時:2016年11月3日(木・祝)13:30~16:00
講師:もわもわ*びより(羊毛フェルト作家)
定員:10人
会場:仙台文学館 2F 講習室
費用:1,000円
対象:中学生以上
申込は往復はがき1枚につき1名分の申込みが可能。名前、住所、電話番号、イベント名を明記のうえ仙台文学館に。申込締切は10月4日(火)。
学芸員による展示解説
日時:2016年10月30日(日)13:30~14:30
※申込みは不要。特別展の観覧券を持って仙台文学館の2F講習室に集合。
にゃんてったって猫-猫と人間の物語-
会期:2016年9月10日(土)~11月6日(日)
開館:9:00~17:00(入場は16:30)
料金:700円/高校生400円/小中学生200円
場所:仙台文学館
休館:月曜日、休日の翌日、第4木曜日
※9月19日、9月22日、10月10日、10月11日は開館
※10名以上の団体は各100円引き
■仙台文学館
宮城県仙台市青葉区北根2-7-1
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