主演の市原隼人も猫好きに♪ 人気エッセイ「捨て猫に拾われた男」がNHKでドラマ化

捨て猫を拾ったはずの男が、逆に捨て猫に救われる…そんなストーリーの人気エッセイを原作にしたスペシャルドラマ、「捨て猫に拾われた男」が2月23日(土)にNHK BSプレミアムで放送されます。

NHK BSプレミアムで放送されるスペシャルドラマ「捨て猫に拾われた男」
(C) NHK

このドラマは会社に捨てられたと思い込んだ男が、一匹の黒猫を通して救われていく過程を柔らかなタッチで、時に笑えて、時にほろりとさせる、哀愁漂う物語として描いた作品で、主人公の「僕」役を俳優の市原隼人さんが、「妻さま」役を女優の中村ゆりさんが演じています。

<あらすじ>
出版社に勤めている「僕(=市原隼人)」は、ある時からなぜか会社に行けなくなった。

公園のベンチでボンヤリ過ごしていると、隣に座っていた老人(=ミッキー・カーチス)に一匹の黒猫がすり寄ってきて餌をせがんだ。老人は翌日から施設に入るので、猫とは今日がお別れだと言う。

それが、僕と猫・大吉との運命的な出会いとなった。そして僕は、猫については先輩の「妻さま(=中村ゆり)」に支えられながら、大吉の世話に大奮闘。

初めての猫との暮らしを通して、家族や社会との関係が少しずつ変化していくのだった・・・

自由奔放に過ごす猫の生きざまに、現代を軽やかに生きるヒントを得て、日常の幸せに気づいていく男の物語。


 

本ドラマの原作となっているのは、2017年に日本経済新聞出版社から発売された同名のエッセイ「捨て猫に拾われた男」。

著者は広告制作でカンヌ広告賞や観光庁長官表彰など30以上の賞を受賞し、缶コーヒー・ジョージアのテレビCMでお馴染みのフレーズ「世界は誰かの仕事でできている。」などを手掛けたコピーライターの梅田悟司氏。

梅田悟司 著、捨て猫に拾われた男(猫背の背中に教えられた生き方のヒント)
(C) Nikkei Publishing Inc.

原作は同氏の体験を元にした書籍で「里親制度を広告する」をテーマに、捨て猫問題や里親制度を楽しく啓蒙することを目的に執筆。読者が「里親になると、猫も、人間も、幸せになれるんだ!」と実感するきっかけとなり、結果的に多くの捨て猫たちが温かい安住の地を得ることに寄与できれば、との想いが込められています。

そのエッセイをドラマ化した本作で主演を演じた市原隼人さんによると、今回の撮影まで猫とこれほど長い間一緒にいた経験がなく、初めは戸惑っていたそうですが、撮影シーンはもちろん控室でも共に時間を過ごした結果、今では見かけたら飛びつきたくなるくらいネコ好きになってしまったのだとか。

そんな市原さんは、ドラマでは捨て猫に拾われるというナイーブな役どころ。

黒猫の大吉(=くろまさ)と暮らしていく中でもたらされた心の変化をどのように表現しているのか、原作を読んだことがある人にとっても見どころの一つとなっています。

放送日は「猫の日」の余韻が残る翌日、2月23日(土)。
猫が教えてくれる自分らしく生きるためのヒントにふれてみては。

<スペシャルドラマ「捨て猫に拾われた男」>
放送:NHK BSプレミアム
日程:2019年2月23日(土)
時間:20:00~21:00
原作:梅田悟司『捨て猫に拾われた男』
脚本:小林弘利
音楽:中山うり

<出演>
市原隼人、
中村ゆり、筧 美和子、奥田恵梨華、平原テツ、希代 彩、
津田寛治、ミッキー・カーチス

参考:書籍「捨て猫に拾われた男」猫背の背中に教えられた生き方のヒント

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