撮影に35匹の猫が参加!映画「ねことじいちゃん」から猫だらけの特別映像が公開
今年の2月22日(猫の日)に公開が予定されている動物写真家・岩合光昭さんによる初映画監督作品「ねことじいちゃん」から、新たに猫だけが集まった特別映像が公開されました。
「ねことじいちゃん」は、WEBコミックサイト・コミックエッセイ猫劇場で連載している人気の猫マンガで、爺ちゃんと婆ちゃんと猫ばかりが住む小さな島に、猫のタマと2人暮らしをしている大吉じいちゃんの日常を描いた物語。
岩合光昭さんが初めて映画監督を務めるほか、主演の爺ちゃん役には落語家の立川志の輔さん、ヒロイン役には3年ぶりに映画出演する女優の柴咲コウさん、小林薫さんや田中裕子さんなど豪華俳優陣ら出演しているほか、たくさんの猫が登場するネコ好きな人にとっては注目の映画作品です。
2年前に妻に先立たれ、飼い猫のタマと二人暮らしの大吉、70歳。毎朝の日課はタマとの散歩、趣味は亡き妻の残した料理レシピノートを完成させること。島にカフェを開いた若い女性・美智子に料理を教わったり、幼なじみの巌や気心知れた友人たちとのんびり過ごしている。
しかし友人の死や大吉自身もこれまでにない体の不調を覚えたりと、穏やかな毎日に変化が訪れはじめた矢先、タマが姿を消して―。
1人と1匹、生まれ育ったこの島で、共に豊かに生きるためにした人生の選択とは―
撮影には35匹の猫が参加し全シーンの必ずどこかに猫がいるという、ネコ好きな人にはたまらない本作。
その中から本日、映画の雰囲気が伝わってくる猫だけが集まったシーンが一般公開されました。
撮影には猫用の照明まで用意してこだわったという岩合監督。
映像には春のぽかぽか陽気に大あくびをする猫や、井戸端会議をするかのように集合している猫たち、海辺や花畑の中を自由に散歩して時にじゃれ合う猫たちなど、自然な気ままな姿の猫たちがたくさん登場。
子猫が水を飲もうとして滑り落ちた時にヒロイン役の美智子を演じた柴咲コウさんがとっさに子猫を助ける様子が捉えられているほか、港で船から飛び移るボス猫・とらじの様子や、主人公の大吉と共に暮らす猫・タマが花畑の中で花びらに顔をすり寄せる様子など、人間と猫の表情や心情を豊かに描き出した美しいシーンの数々が収められています。
また、本作の撮影場所はこれまで愛知県の知多半島近くの島とされてきましたが、今回、佐久島(さくしま)であることが判明。
佐久島は三河湾の中央に浮かぶ東京ディズニーランドの約3.5倍ほどの小さな島で、人口はわずか230名ほどですが、猫の数が多く知る人ぞ知る愛知県の猫島。
豊かな自然と昔ながらの懐かしい集落の風景が見られる島には信号もコンビニもなく、映画の世界観と同じくゆったりとした時間が流れています。
そんな同島で撮影された特別映像は、日本橋三越本店で開催されている岩合光昭写真展「ねことじいちゃん」の会場内にある大型モニターでフルバージョンが放映されています。
出演:立川志の輔、柴咲コウ、小林薫、田中裕子、柄本佑、銀粉蝶、山中崇、葉山奨之 ほか
監督:岩合光昭
原作:ねこまき(ミューズワーク)「ねことじいちゃん」
脚本:坪田文
製作:「ねことじいちゃん」製作委員会
制作プロダクション:RIKIプロジェクト
配給:クロックワークス
2018/カラー/シネマスコープ/DCP5.1ch/103分
公開:2019年2月22日(金) 猫の日ROADSHOW
参考:岩合監督&柴咲コウが撮影エピソードを披露!映画「ねことじいちゃん」イベントレポート(1)
(C)2018「ねことじいちゃん」製作委員会