水澤紳吾さん主演、猫と人間が織りなす感動の物語を描いた映画「愛しのノラ~幸せのめぐり逢い」
※追記あり(2017年11月7日)
新たなネコ映画「愛しのノラ~幸せのめぐり逢い~」が来月11月より、渋谷ユーロスペースほか全国の映画館で順次公開されます。
本作品は、猫と人間が織りなす感動のドラマ映画で、ときに可笑しく、ときに泣ける、心温まるストーリーです。
<あらすじ>
しがないシナリオライター、九十九朔美の家に野良猫が迷い込む。
朔美はその野良猫に「シロ」と命名し、妻・ひよりと飼うことに。子供のいない夫婦は我が子のようにシロを溺愛する。
ところがある日、シロが家を出たきり帰って来なくなった。
朔美は仕事そっちのけでシロを捜すが、望ましい情報は得られず、泣き暮らす日々。
そして追い討ちをかけるように、ひよりに不安な出来事が。
「シロ、お前はそこに行ったんだ……。」
主人公でシナリオライターの朔美役を演じるのは、映画「SRサイタマノラッパー」シリーズで大ブレイクし、秋葉原通り魔事件を題材にした映画「ぼっちゃん」などの作品で主人公を演じている俳優の水澤紳吾さん。
来月の上映開始を前に、映画のワンシーンがいくつか公開されていますのでご紹介します。
映画に登場する「クロ」
猫を可愛がっていた主人公
家族同然の存在でした
そして重い空気が流れます
主人公の身に何が起こったのか・・・
メガホンを取るのは、映画「こっぱみじん」などの作品で知られる田尻裕司監督。
もともとこの映画作品には原作がないのですが、実は田尻監督が文豪・内田百閒(うちだ ひゃっけん)の代表作「ノラや」からインスパイアされて作り上げたストーリーなのです。
内田百間とは、夏目漱石の弟子にあたる明治生まれの小説家・随筆家で、猫を溺愛した作家。 愛猫の「ノラ」が失踪した際には、狼狽し、嘆き悲しみ、果てには猫を探すために新聞広告や英文広告を出すなど、大変な入れ込みようだったと言います。
そんな「ノラ」との逸話や、その後に居ついた猫「クル」のエピソードを綴ったエッセイ、「ノラや」は内田百間の代表作の一つとなっています。
この小説に感化されて作り上げた映画作品ということで、「ノラや」を読んだことがある人には、どんな内容に仕上がっているのか気になるところですよね。
また、本編の主題歌には、これまた猫好きなシンガーソングライター・遠藤賢司さんによる名曲「カレーライス」を採用。
2017年11月18日(土)より、渋谷ユーロスペースにてレイトショーで上映が開始され、全国の映画館で順次公開される予定となっています。
劇場:渋谷・ユーロスペース
東京都渋谷区円山町1-5 KINOHAUS 3F
渋谷駅下車、Bunkamura前交差点左折
※2017年11月7日追記
映画の予告編動画が公開されました。
映画「愛しのノラ~幸せのめぐり逢い~」
制作:国映
配給:ブロードウェイ
協力:湘南動物プロダクション
監督:田尻裕司「こっぱみじん」
出演:水澤紳吾「SR サイタマノラッパー」シリーズ、「怒り」
:大島葉子「朱花(はねず)の月」「ヘヴンズストーリー」
:守屋文雄「まんが島」
:梶三和子、速水今日子、工藤翔子 マイコ(白猫)、カール(黒猫)
企画:朝倉大介
プロデューサー:張江肇、朝倉庄助
監督:田尻裕司
脚本:中野太、川崎龍太
アシスタントプロデューサー:張江暁
助監督:女池充、坂本礼
撮影:鏡早智
録音:清水裕紀子、光地拓郎
編集:田尻裕司
音楽:下社敦郎
キャスティング協力:神林理央子
協力:鈴木昭彦、山嵜晋平、山城達郎、鈴木英生、いまおかしんじ
撮影協力:湘南動物プロダクション、川崎競輪場
主題歌:遠藤賢司「カレーライス」
2017年/カラー/ 82分/©日本スカイウェイ
画像提供:POINT SET CORP.