ニャンと砂の色が5色に変化するッ…!自宅で手軽に尿検査できる猫砂「しぐにゃる」誕生

猫の祖先はもともと砂漠地帯で暮らしていたことから、水分を効率よく使えるようにおしっこを濃縮する機能に優れていますが、それゆえ泌尿器に負担がかかりやすい動物でもあります。

外を歩く黒白猫のイメージ写真
泌尿器系の病気に注意

しかし、具合の悪さを本能的に隠してしまう習性があることから、毎日一緒に暮らしていても体調の細かな異変に気づくのは難しいと言われています。

そのため、猫の健康を管理するうえで欠かせないのが、定期的なおしっこチェック。

トイレで用を足している猫のイメージ写真
終わってからにしてニャ

最近ではトレーに溜まった尿に紙を浸して検査できるチェックキットや、泌尿器系の初期症状に関連するデータを自動で計測してくれるスマート猫トイレなどの便利な製品も発売されていますが、尿の採取にひと手間かかったり導入費や毎月固定費が必要だったりと、自宅で猫のおしっこを調べるのが容易でないケースも少なくありません。

そんな中、おしっこに触れると色が変化して、猫の健康状態を知らせてくれる猫砂が登場しました。

猫のおしっこに触れると色が変化して、猫の健康状態を知らせてくれる猫砂「しぐにゃる」
その名も「しぐにゃる」

仕組みは尿のpH値によって砂が5色に変化し、色によって疑わしい病気の兆候を把握できるというもの。色別の兆候は以下のとおりです。

■黄色=通常
⇒大きな異変なし

■青色=アルカリ性反応
⇒細菌感染、尿路結石

■緑色=高タンパク反応
⇒溶血性疾患、ネフローゼ症候群、高血圧、急性腎不全、慢性腎不全、下部尿路疾患(膀胱炎)

■赤色=血尿反応
⇒腎症、下部尿路疾患(膀胱炎)、性器疾患、全身性疾患

■茶色=ビリルビン反応
⇒胆道閉塞、肝壊死、肝炎、肝腫瘍、胆管肝炎、溶血性貧血

猫砂「しぐにゃる」の色の変化と、色が表す病気の兆候
黄色になるのが望ましい

この「しぐにゃる」は尿の検査ができるのはもちろん、猫砂に求められる防臭や抗菌といった一般的な機能も有しているほか、吸湿性が高く砂の持ちが良いことから清掃の手間を削減することができ、補充回数も少なくても済むため経済的にもエコな猫砂であるとしています。

価格は1袋3,280円で、利用目安は30日間。

尿の状態により5色に変化する猫砂「しぐにゃる」のパッケージデザイン
毎日おしっこチェック♪

公表されている内容量が1.5kgとリットル表示ではないため、トイレの大きさによってどれくらいの量が必要になるのか分からないのが悩ましいところですが、市販の猫砂と混ぜ合わせて使うこともできるため、愛猫が気に入っている猫砂をそのまま使える点は猫にとっても飼い主さんにとっても嬉しいポイントです。

発売元の企業によると、尿の異変を可視化することで、飼い猫の健康不安を和らげることができるようになると指摘。

また、病気の重症度によっては治療費が異る――例えば猫の病気の中で保険金請求額が多い膀胱炎の場合、軽度の状態と重度の状態では平均治療費に8倍の差が出ることもある(※)――ことから、病気リスクの早期発見を実現することで飼い猫の身体的負担を軽減するだけでなく、飼い主さんを心理的・経済的にサポートすることにも繋がるとしています。

AXA(アクサ)社の保険金調査データ
※AXA(アクサ)社の保険金調査データ

本製品はクラウドファンディングサイトのMakuakeにて7月15日より先行販売が開始されています。

<参考>
色の変化でわかる!自宅で簡単に猫の尿を検査できる「おうちでおしっこチェックキット」
人工知能でネコの症状を自動判定してくれる!スマート猫トイレ「トレッタ」に新サービスが追加
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画像提供: threes

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