かわいい猫の瞳も逃さニャい!NikonのZシリーズが動物AF(オートフォーカス)機能を搭載

Nikon(ニコン)のカメラ製品を取り扱っているニコンイメージングジャパンは2月18日、一部の機種においてアップデート用の新しいファームウェア公開し、新たに犬猫の顔や瞳を認識してピントを合わせる「動物AF(オートフォーカス)」機能を搭載したと発表しました。

Nikon(ニコン)Zシリーズの動物AF(オートフォーカス)機能で猫の瞳を検出するイメージ

この機能が使えるようになるのは、Nikonのフルサイズミラーレスカメラ、Zシリーズのうち「Z 7」「Z 6」の製品が対象。

同機種では発売時より人間の顔認識に対応していましたが、昨年のファームウェア Ver.2.0のアップデートにより、自動で人間の瞳を検出してピントを合わせてくれる「瞳AF」機能を搭載。ポートレートやストリートなどで撮影を行う際、顔の手前に障害物があったり動きのある人物でも瞳にピントを合わせてくれる機能として使い勝手が大きく向上していました。

今回公開されたファームウェア Ver.3.0では、顔認識AFと瞳AFの機能を猫と犬にも対応させた「動物AF」を搭載。


この機能を使用することで撮影者はフォーカスポイントの操作に気を取られることなく、動物とのコミュニケーションや構図を考えることに意識を集中できるようになるほか、複数の動物の「顔認識」や「瞳認識」を行っている場合は、左右のセレクタを使用することにより任意の顔や瞳を選択することも可能。

Nikon(ニコン)Zシリーズの動物AF(オートフォーカス)機能で犬の瞳を検出するイメージ

ただし、動画撮影時の場合は「顔認識」のみが動作する仕様となっています。
その他、同バージョンではターゲット追尾AFの使い勝手も向上。

ターゲット追尾の動作がデジタル一眼レフカメラの[3D-トラッキング]と似た操作感になっており、静止画モードでフォーカスモードをAF-Cに設定している場合は、シャッターボタンを半押ししている間またはAF-ONボタンを押している間は追尾を行い、ボタンから指を放すと追尾を終了。追尾終了後はフォーカスポイントが追尾を開始する前の位置に戻るように改善されています。

また、「オートエリアAF画面」と「ターゲット選択画面」をカスタムボタンでも遷移できるようにし、EVFを覗きながらのターゲット追尾への移行や、追尾対象となる被写体の切り替えが容易になるなど使い勝手が向上。

このファームウェア Ver.3.00は公式サイトのダウンロードセンターから無償で入手することができます。

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