迷い猫の問題をIT技術で解消、発信機とアプリで猫の位置を特定する「ねこもに」がサービス開始

発信機とアプリで猫の位置を特定するサービス「ねこもに」が、2017年6月19日(月)からサービスの提供を開始すると発表しました。

発信機とアプリで猫の位置を特定するサービス「ねこもに」

このサービスは、昨年の10月にシステム開発などの事業を手がける株式会社オープンストリームによって、2017年春の提供開始に向けてサービス開発中であることが公表されていましたが、少し遅れることにはなったものの、正式にサービスが開始されることになったようです。

同社によると、猫ブームの影響により日本国内における飼い猫の数は1,000万頭に迫る勢いで推移している一方で、飼い猫の30%が迷い猫になっていると指摘。そして迷子になった猫は約20%しか飼い主の元に戻らないほか、震災など自然災害の発生時にはペット管理が不十分となるため、多くの迷い猫が発生しているとしています。

迷い猫のイメージ写真

今回サービスを開始する「ねこもに」は、そうした迷い猫の問題をIT技術によって解消しようとする試みで、猫の首輪などに専用の発信機を取り付けておき、迷子になってしまったら専用のiPhoneアプリを使って発信機の位置(=猫の位置)を特定するというもの。

猫の位置を探す「ねこもに」の仕組み

そして発信機の位置を特定する仕組みに、特許出願中の独自技術を用いているのが、このサービスの大きな特徴です。

猫の首輪に取り付けた発信機から発せられる電波を、アプリをインストールしたスマホなどの端末側で取得し、猫がいる推定範囲を円形のグラフィックで表示。それを見て、スマホを持った飼い主さんが場所を移動することで推定範囲がどんどん狭められていき、最終的に猫が居る場所が限定されて発見に繋がる、という仕組みになっています。

猫の位置を特定する「ねこもに」のアプリ画面イメージアプリの画面イメージ

首輪に取り付ける発信機は日常生活防水になっており、内蔵電池は約1年間稼働(交換不可)するため、メンテナンスの必要がない使い勝手の良い仕様。重さは約10gと軽量で、大きさも22.4mm×44mm×8mmとコンパクトで、猫への負担を考慮した設計になっています。

「ねこもに」の発信機本体発信機の価格は税抜5,900円ですにゃ

また、「ねこもに発信機」のサイズや軽さを考慮した専用の布製ケースもあり、首輪に取り付けたときのオシャレ感を演出したい人向けのアイテムも用意されています。

「ねこもに」の布製ケース布製ケースの価格は税抜1,200円ですにゃ

この手のサービスは実物を見てみないと・・という方は、ゴールデンウィーク期間中、千葉県にある幕張メッセで開催されるイベント「Pet博2017」において、「ねこもに」の専用ブースが出展する予定となっていますので、そちらで「ねこもに」の展示や詳細を見ることができますよ。

■幕張メッセ(日本コンベンションセンター)
期間:2017年5月3日(水・祝)~5月6日(土)
時間:10:00~17:00
※ブース番号は46

発信機が発する電波の通信有効距離は最大約75mと、あまり広くはなく、現時点では専用アプリがiPhone版のみとなっているため利用ユーザーも限られますが、国内企業によるこのようなサービス提供は珍しいのではないかと思います。

「ねこもに」のアプリで利用できるふれあいメーター機能飼い主との関係を見える化する機能も搭載

猫を飼っている方には気になるサービスではないでしょうか。

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出典:atpress.ne.jp

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