1年電池交換が不要、迷い猫の位置特定サービス「ねこもに」
システム開発などの事業を行っている株式会社オープンストリームは10月3日、猫の位置を特定するサービス「ねこもに」を2017年春の提供開始に向けて開発中であることを発表しました。
「ねこもに」は、地域の迷い猫をなくすことを目的に開発中の、スマートフォン向けサービスおよびアプリケーション。
同社によると、猫ブームの影響により日本国内における飼い猫の数は1,000万頭に迫る勢いで推移している一方で、飼育中の猫の30%が迷い猫になり、その内約20%しか飼い主に戻らないほか、震災をはじめとした自然災害の発生時にはペット管理が不十分となるため、多くの迷い猫が発生していると指摘しています。
そのような「迷い猫問題」を解消するために開発が行われているのが「ねこもに」。
発信機を内蔵した首輪とスマホアプリが連携する当サービスは、猫の首輪から発せられる距離情報を取得し、猫が居る推定範囲を円形のグラフィックで表示。スマホを持った飼い主が移動することでその推定範囲が狭められていき、最終的に飼い猫が居る確率が高い範囲を求めることができる仕組みで、特許出願中の独自技術が搭載されているのが大きな特徴です。
「ねこもに」のサービス概要
猫の捜索機能とコミュニティ機能によって、地域の迷い猫をなくすことを目的としています。
■1人で猫をさがす機能
愛猫に取り付けた首輪に内蔵された発信機(BLEビーコン)が、スマートフォンに愛猫との距離情報を伝達し、愛猫のいる確率の高い場所へ飼い主を誘導。
■首輪の1年間メンテナンスフリー
愛猫に取り付ける首輪に内蔵される発信機は、約1年間も電池交換を必要としないため、長期間のメンテナンスフリーを実現。
■みんなで猫をさがす機能
猫の位置情報をクラウド上で共有し、より広域の迷い猫情報を飼い主に伝えることが可能。
■迷い猫の公開機能
近隣の迷い猫情報の一覧を表示し、「みんなでさがす」ことを促す機能を搭載。
■コミュニケーション機能
サービス加入者同士のメッセージ機能が用意されているため、迷い猫について詳しい情報を共有することが可能。
■すれちがいコレクション機能
サービス加入者同士の猫情報を共有することも可能。
今回ご紹介した「ねこもに」の発売予定時期は2017年の春とまだ先ですが、明日10月4日(火)から開催される「CEATEC JAPAN 2016」の豆蔵ホールディングスブースでデモ版が展示される予定となっています。
日時:2016年10月4日(月)〜7日(金)10:00~17:00
会場:幕張メッセ
また、「吉祥寺ねこ祭り2016」のイベント企画でも展示され、こちらは実際に「ねこもに」を試すことができます。
日時:2016年10月16日(日) 12:00~17:00
会場:境南ふれあい広場公園(JR中央線 武蔵境駅南口すぐ)
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