ネコの妖怪「猫又」が可愛いアクセサリーになって登場!モデルは歌川国芳の浮世絵作品ニャ

日本に古くから伝わるネコの妖怪といえば「猫又(ねこまた)」

妖怪「猫又」(ねこまた)のイメージイラスト
不思議な能力を持つ妖力ニャ

猫又は年老いネコが化けた妖怪のことで、日本では1200年〜1300年頃から文献に登場するほか、江戸時代になると浮世絵や絵巻などに描かれるようになって庶民に浸透。尻尾が二又に分かれた姿で描かれることが多く、それが猫又の語源になっているとも言われています。

そんなネコの妖怪「猫又」を象ったアクセサリーが、アクセサリーブランドの「和の彩 wanoiro」から登場しました。

歌川国芳が描いたネコの妖怪「猫又」(ねこまた)を立体化したオブジェ&アクセサリー
妖怪戯画を立体化

モチーフになっているのは、江戸時代に活躍した人気浮世絵師・歌川国芳の作品です。

動物を擬人化したコミカルな作品などユニークな画風から「奇想の絵師」とも呼ばれた歌川国芳は、猫を抱えながら絵を描いていたと言われるほど無類の猫好きで、女性と戯れる猫、踊る猫、芸をする猫、化け猫など、猫をモチーフにした作品を数多く制作。

今回登場したアクセサリーは、大きな化け猫の浮世絵作品『五拾三次之内 岡崎の場』に登場する2匹の猫又がモチーフになっています。

歌川国芳が描いた化け猫の浮世絵『五拾三次之内 岡崎の場』
『五拾三次之内 岡崎の場』 by Wikimedia Commons

一つは絵の中央左側に描かれている、頭にハチマキを締めながら楽しそうに踊る猫又を表現。両手を横に突き出し、足を高く上げながら踊る姿は躍動感たっぷりです。

頭に鉢巻を締めて踊る猫又のシルバーオブジェ&アクセサリー (五拾三次之内 岡崎の場)
はちまきを締めて踊る猫又

頭に鉢巻を締めて踊る猫又の・ゴールドオブジェ&アクセサリー (五拾三次之内 岡崎の場)
全周イメージ(ゴールドカラー)

もう一つは絵の中央右側に描かれている、頭に手ぬぐいを被ったまま踊る猫又を表現。何かを誘っているかのようなポーズで踊る姿がとってもコミカルです。

頭に手ぬぐいを被って踊る猫又のシルバーオブジェ&アクセサリー (五拾三次之内 岡崎の場)
頬かむりをして踊る猫又

頭に手ぬぐいを被って踊る猫又のゴールドオブジェ&アクセサリー (五拾三次之内 岡崎の場)
全周イメージ(ゴールドカラー)

どちらも浮世絵から飛び出してきたかのようなユーモラスな仕草を再現したアクセサリーで、片足と二又に分かれた尻尾の3点でバランスを取って自立するためオブジェとして飾れるほか、後頭部の輪っかにチェーンを通してペンダントにしたり、付属の根付紐を通せばストラップとして使うこともできます。

根付紐を通せばストラップにもなる「猫又」のシルバーオブジェ&アクセサリー (五拾三次之内 岡崎の場)
手軽に持ち運べるニャ

アクセサリーの素材は「SILVER925(ゴールドコート加工)」「SILVER925(ロジウムコート加工)」「SILVER925(いぶし銀加工)」「K18GOLD(イエローゴールド)」から選ぶことができ、SILVERは紫色の根付紐とポーチが、K18は金色の根付紐と桐箱がそれぞれ付属。

これらの猫又アクセサリーは5月28日までクラウドファンディングサイトのマクアケ(makuake.com)で販売中。限定割引価格(6,960円〜246,000円)にて数量限定で用意されています。

<参考>
ネコの妖怪ってどんな暮らし?猫又の家族とめぐる愉快な世界を描いた絵本『ねこまたごよみ』
お値段は1万5千円!ネコ好きな浮世絵師・歌川国芳の名作が「ベアブリック」で現代に蘇る
猫や犬だけじゃない!江戸時代に描かれた動物画160点を収録した書籍「浮世絵動物園 」

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