日本各地に伝わる「招き猫」をフィギュア化!人気コレクションの第2弾がカプセルマシンなどで発売

今から150年ほど前、江戸時代の末期に東京・浅草で誕生したといわれる招き猫。

右手を挙げた招き猫のイメージ写真
右手を挙げるのは金運招きニャ

江戸の庶民の間で縁起物としてブームになった招き猫は、その後各地に広がっていき、異なる素材や表情の招き猫が作られるなど地域によって独自に発展。愛知県瀬戸市にある日本最大の招き猫専門博物館「招き猫ミュージアム」では、郷土玩具から骨董もの、日用雑貨まで、全国各地から集められた数千点にのぼる招き猫コレクションが展示されています。

そんな日本独自の縁起物である招き猫を、手軽に飾って楽しめるフィギュア「招き猫ミニチュアコレクション」の第2弾が登場しました。

招き猫ミュージアム公式 招き猫ミニチュアコレクション 第2弾
人気シリーズの第2弾

これは招き猫ミュージアム監修のもと、秋田県・群馬県・愛知県で親しまれている5つの招き猫をセレクトし、色や形にこだわってミニチュアフィギュア化したアイテム。

各地に伝わる招き猫の特徴をリアルに表現するため、造形や質感など細部にこだわった招き猫フィギュアになっています。

大浜土人形の招き猫フィギュア
1. 大浜土人形

「大浜土人形」は明治中期に、愛知県碧海郡の旧大浜町(現碧南市)で作られ始めた土人形。一度は作り手が途絶えてしまった時期があったものの、現在は父祖の意志を継いだ禰宜田(ねぎた)家3代目である徹氏が制作に取り組んでおり、凹凸の大きいフォルムが特徴的。フィギュアではデコボコとした造形とツヤの無い塗装で、土人形のテイストを表現しているほか、首には鯛の首飾りも再現されています。

中山人形の招き猫フィギュア
2. 中山人形

明治初期に生まれた「中山人形」は、秋田県横手市にある樋渡人形店が代々作り続けている招き猫で、現在は5代目当主の樋渡徹氏がその技を受け継ぎ、ひとりで制作しているという県指定の伝統的工芸品。上目づかいの表情や、赤い首輪、牡丹柄の前掛けをつけているのが特徴的な招き猫で、フィギュアでは少しマットな黒色のボディに、本物そっくりのペイントが施されています。

豊岡張子の招き猫フィギュア
3. 豊岡張子

招き猫といえば焼き物で作られることが多いですが、「豊岡張子」は型に紙を張り重ねて作られた珍しい招き猫。誕生したのは明治時代の中期頃、養蚕が盛んだった群馬県・高崎市豊岡町において、ネズミから繭(まゆ)を守る養蚕の守り神として作られ始めたのがきっかけで、フィギュアでは顔いっぱいに描かれる特徴的なヒゲと眉を、ダイナミックかつ繊細に表現しています。

瀬戸ファンシー招き猫フィギュア
4. 瀬戸ファンシー招き猫

招き猫の3大産地のひとつ愛知県瀬戸市で作られる瀬戸焼は、戦後になるとノベルティとして盛んに海外へ輸出されるようになりますが、本品はその中でも、昭和40年代中頃に制作された輸出向けの招き猫をモチーフにしたフィギュア。昭和レトロな可愛らしさが詰まったデザインで、ファンシーな焼物が多く作られるようになった当時の風景を物語っています。

常滑型招き猫フィギュア
5. 常滑型招き猫

日本最大の招き猫の生産地、愛知県常滑市で昭和20年代半ばに誕生した招き猫。2頭身のふくよかな体型と大きな丸い目、勢いよく描かれたヒゲ、現在では招き猫の定番スタイルとなった小判を抱えたデザインが特徴。フィギュアでは金運繁栄のご利益があると言われる黄色をベースにした招き猫となっていますが、レアカラーアイテムとして、病除長寿を表す赤色バージョンの招き猫が出ることもあるのだとか。

各フィギュアには招き猫ミュージアムが書き下ろした解説書が付属していて、招き猫に関する豆知識やトリビアにふれながら、鑑賞したり飾ったりして楽しむことができます。

招き猫ミニチュアコレクション第2弾のフィギュア全種類を飾ったイメージ
並べて飾ると更に縁起が良さそうニャ

販売形態はカプセルマシン(1個400円)と、中身が見えない箱型ブラインドボックス(1個440円)の2種類。

全国のカプセルトイ売場をはじめ、ホビーショップ、ロフトや書店の一部店舗、オンラインストアなどにて2022年7月下旬より販売が開始される予定となっています。

<参考>
招き猫ミニチュアコレクション 第1弾
可愛いぽっちゃり猫を飾ってお金も貯まる!肥前吉田焼で作った陶器「へそくりの招き猫」
スイッチを押すと猫の目がキラーンと光る!魅惑のフィギュア「暗闇の猫達」カプセルトイで登場

画像提供:Kenelephant Company.,LTD

最近の投稿