ここまで来たか…!スマホで遠隔操作もできる全自動猫トイレ「CAT LINK(キャットリンク)」

成猫が1日にする平均的な排泄回数は、ウンチが1~2回でオシッコは2~4回ほど。

そして、お掃除の回数は最低でも1日1回、可能であればトイレのたびに排泄物を取り除いてあげるのが望ましいと言われています。

猫トイレの掃除イメージ写真
意外と大変なトイレ掃除…

しかし、しゃがんだ姿勢のまま掃除をしていると体に負荷がかかるもので、腕が疲れてきたり肩や腰が痛くなったり、トイレの数が多いほど飼い主さんの疲労は溜まりがちです。

そんな時に便利なのが自動で排泄物を清掃してくれる自動猫トイレ。

国内で販売されている製品は数種類ほどで選択肢が少ないのが現状ですが、ペット用品メーカーのオーエフティーから、新たにスマホで管理できる「CAT LINK(キャットリンク)」という自動猫トイレが4月上旬に発売されます。

スマホで遠隔操作&トイレデータも取得できる全自動猫トイレ CAT LINK(キャットリンク)
CAT LINK(キャットリンク)

中央のドーム部分は猫が中に入って用を足す場所で、その下にある通気孔がたくさん空いた部分は汚物を収納するダストボックス。使用する前には、ボックス内のコンテナを引き出して付属の専用ビニール袋をセットし、ドームの中には猫砂を敷き詰めておきます。

全自動猫トイレ CAT LINK(キャットリンク)正面イメージ
正面イメージ
ダストボックスのコンテナを開けたイメージ by 全自動猫トイレ CAT LINK(キャットリンク)
トイレ下部がダストボックス
ダストボックスのコンテナにビニール袋をセットしたイメージ by 全自動猫トイレ CAT LINK(キャットリンク)
コンテナにビニール袋をセット

清掃の仕組みは猫がトイレから出ると中央のドーム部分がゆっくりと回転。内部の網目が汚物だけをすくい取り、直下にあるダストボックスに落としてくれるので、次に猫ちゃんが中に入る時にはキレイな猫砂の上で用を足すことができます。

全自動猫トイレ CAT LINK(キャットリンク)の清掃シーン
猫砂で固まった汚物をキャッチ

ダストボックスの中は13Lの大容量で、飼い主さんは数日に一度ボックス内に溜まった汚物を捨てるだけでOK。コンテナに装着する専用のビニール袋は巾着状になっているため、取り外した後はキュッと口を結ぶだけでそのままゴミ捨て場に持っていくことができ、捨てる際にも手が汚れる心配がありません。

ダストボックスが満杯になったイメージ by 全自動猫トイレ CAT LINK(キャットリンク)
満タンになったら
紐を結ぶだけで捨てられる汚物入れのビニール袋 by 全自動猫トイレ CAT LINK(キャットリンク)
紐を結んで捨てるだけ

また、コンテナの通気孔の裏側には付属の活性炭フィルターをセットできるので、汚物の気になる臭いも軽減できるよう工夫が凝らされています。

活性炭フィルターのセットイメージ by 全自動猫トイレ CAT LINK(キャットリンク)
フィルターのセットイメージ
活性炭フィルターをセットしたダストボックスのコンテナ by 全自動猫トイレ CAT LINK(キャットリンク)
コンテナの背面イメージ

ユニークなのは、専用のスマートフォンアプリを通じて、さまざまな機能が使えるところ。

トイレの動作モードは4種類から選べるようになっていて、本体が猫の重量を検知して一定時間後に清掃が始まる「オートモード」、あらかじめ指定した時間に清掃が始まる「タイマーモード」を使用することで、トイレの中を自動で清潔に保つことができるほか、ボタンを押すとすぐに清掃が始まる「マニュアルモード」を活用すれば、猫のトイレが終わったタイミングで掃除をすることができます。

全自動猫トイレ CAT LINK(キャットリンク)のアプリ操作画面イメージ
操作画面イメージ

さらに「エンプティモード」を使用すると、ドーム内の砂をすべてダストボックスの中に落とすことも可能。ドーム内やコンテナを水洗いしたい場合、猫砂を総入れ替えしたい場合などに便利な機能です。

モードの切替はスマホアプリで簡単に操作。猫がトイレ内に入ったらリアルタイムで通知を受け取れるので、マニュアルモードにしたまま別の部屋で作業をしていたり外出している時でも、タイミングを逃さず遠隔操作でトイレ内を清掃することができます。

全自動猫トイレ CAT LINK(キャットリンク)の本体パネルボタン
本体パネルでも操作可

また、トイレ本体にはセンサーが内蔵されており、猫がトイレに入った回数や滞在時間などを記録できるのも、自動猫トイレとしては珍しい機能。取得したデータは「時間・日・月」単位のグラフで確認できるため、数値の変化を把握することで病気の早期発見に役立てることができます。

スマホで猫トイレの回数&滞在時間をグラフを表示 by 全自動猫トイレ CAT LINK(キャットリンク)の本体パネルボタン
グラフ化イメージ

トイレ1台につき使用できる猫の数は3匹が目安。猫の体重によって個体を識別する仕組みで、トイレのデータは猫ごとに記録してグラフ化することができるため、多頭飼いをしているお家はより利便性がアップ。ただし、体重認識は±200g程度の誤差があるので、飼い猫同士の体重が近いと個体認識をできない場合があるようです。

アプリは複数のスマホ端末にインストールすればデータを共有できるので、家族みんなで猫のお世話をしている場合にも重宝しそう。

その他にも、トイレのドームが回転中に猫が入ろうとしたら動作を緊急停止する機能や、ダストボックスの容量がいっぱいになるとアプリに通知する機能、夜中など動作音が気になる時間帯にオートモードを一時的に停止するスリープモードなどの機能も搭載。

猫の安全や飼い主さんのライフスタイルにも配慮した設計となっています。

全自動猫トイレ CAT LINK(キャットリンク)から出てくる猫、製品使用イメージ
多機能な猫トイレなのニャ

近年、猫トイレのトレンドは汚物を自動で片付けてくれる「自動猫トイレ」と、泌尿器系の病気が多い猫のためにオシッコに関するデータを自動で取得する「スマート猫トイレ」の2種類に大別されます。

自動猫トイレはロングセラーの「キャットロボット Open Air」、デザイン性に優れた「CIRCLE 0(サークル ゼロ)」などの製品が発売されているほか、スマート猫トイレは体重・尿量・尿回数・滞在時間などのデータを取得できるSHARPの「ペットケアモニター」や、ハチたまの「toletta(トレッタ)」などが有名。

どちらのタイプも従来は手動で行う作業を半自動化することにより、飼い主さんの負担を軽減してくれる猫トイレですが、双方の機能が重なり合うことはなくこれまでは別ジャンルの製品という位置づけでした。

しかし、今回発売される「CAT LINK(キャットリンク)」は自動猫トイレの基本機能を備えつつ、スマート猫トイレの要素も一部取り入れた(トイレの回数+滞在時間を記録)という点で、新規性のある製品と言えそうです。

品名:CAT LINK(キャットリンク)
外寸:幅58×奥60×高71cm
重量:11.1kg
猫砂:固まる鉱物系に対応
開発:Shanghai catlink intelligence co,ltd
価格:59,950円(公式サイト)

参考:ネコの家も冷暖房完備の時代にゃ!アプリで温度調整できるスマート猫ハウス、最新モデルが登場「スマート・ペットハウス・コージー2」

画像提供:OFT CORPORATION.

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