「そこには置けません」オセロの石で遊び始めた猫ちゃん、いきなり隅を取りにいく奇手を強引に繰り出してしまう

猫は新しい物や環境に対する好奇心が旺盛な動物で、部屋の中に輪ゴムや毛糸、アクセサリーなどの小さな物が落ちていると、手を出したり咥えたりして遊び始めることがあります。

立ち耳スコティッシュフォールドのルイ君が興味を示したのはボードゲームのオセロでした。

オセロの石で遊ぶスコティッシュフォールドのルイ君
この勝負はもらったニャ!!(写真提供:飼い主さん)

緑色の盤上に並べられたオセロの石を可愛いお手々で抑えている猫ちゃん。

石の数は黒白合わせて7つしか置かれておらず、戦局がまだ序盤であることが分かりますが、左手を伸ばしながら黒石をビシッと置いたような仕草は堂々としていて、まるで達人が妙手を指したかのようなワンシーン。

よく見ると残念ながらそこは黒石を置けないマスですが、そんな細かいことは気にしないのが猫という生き物。ルール違反だけど可愛いからついつい許してしまいそうな微笑ましい瞬間を捉えた一枚です。

オセロは人間以外には難解なゲームで、もちろん猫ちゃんが楽しめるゲームではありません。それでは一体どのようなシーンを撮影したものなのでしょうか。

飼い主さんに話を聞いてみると、この直前、飼い主さんは娘さんと一緒にオセロの対戦をちょうど始めたところだったと言います。すると、近くでくつろいでいたはずのルイ君がテーブルの上にあがってきて、オセロの石をチョイチョイと手で触り始めたのだとか。

スコティッシュフォールドのルイ君
ルイ君の素顔

ルイ君の前でオセロをやったのはこの時が初めてのことで、飼い主さんは「興味津々な様子でかわいかったです。本当にオセロをしてるみたいだったので、すぐに写真を撮りました。」と、当時の状況を回想。一方、初めてオセロを目の当たりにしたルイ君の気持ちについては、「『なんだこりゃ??』という感じだったと思います。」と推測してくれました。

ところがこの後、意外な行動に出たルイ君。なんと手で抑えた黒石をスススーッと盤上の隅へ移動させたと言うのです。

オセロの隅を取るスコティッシュフォールドのルイ君
隅をいただきましたニャ

いちど隅に置いた石は絶対ひっくり返されないため、オセロで四隅を取るのは勝率を高めるための定石。そんなことを知る由もないはずなのに、無意識に隅を取りに行こうとするとは猫の本能は侮れないものがある、そんなことを感じさせるエピソードでした。

このままどんな手を打ち続けるのか見守っていたいところですが、オセロの石は猫の口に入りかねない大きさ。誤食の危険があったため石を没収されてしまったルイ君。本当はもっと遊びたかったはずですが、残念ながらテーブルから降りてもらうことになってしまったのだとか。

まだ生後9ヶ月のルイ君はやんちゃな性格の男の子。

元気いっぱいなスコティッシュフォールドのルイ君
元気いっぱいニャ

普段から色々なものに興味を持ってはクンクン&チョイチョイするけれど、2人きりになると膝に乗ってくるなど、甘えん坊な一面もある猫ちゃん。

飼い主さんにとっては我が子のような無くてはならない存在で、「毎日帰ると玄関までお迎えに来てくれて、疲れを吹き飛ばしてくれます。」と、日々癒やしを与えてもらっていることを明かしてくれました。

取材協力:ルイ(@Louis20230806)さん

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