【超気まぐれ猫ちゃん】早朝6時に飼い主を起こしておきながら、自分は早めの昼寝を決めこむ事案が発生
猫はわがままで自分勝手な生き物。「しかし、そこもまた猫の魅力である。」そう思えるかどうかは、猫を飼うのに向いているかどうかを判断する一つのポイントなのかもしれません。
スコティッシュフォールドの「にゃむ」ちゃんと暮らしている飼い主さんは、先日、愛猫のとても理不尽な行動を目にしたと言います。それは早朝に人を起こしておきながら、自分は早めの昼寝を決め込むという、人間なら二の足を踏みそうな自己中心的なアクションでした。
ふわふわの毛布にゴロンと寝転んで気持ち良さそうに寝ている猫ちゃん。
窓から差し込む光は新しい一日の始まりを告げる朝日のような明るさですが、それとは反対に、猫ちゃんの表情は半分夢の中にいるようなウトウト感がたっぷり。片目だけを薄っすらと開けている様子は、まるで「頼むから起こさないでくれニャ?」と目で合図しているかのようです。
このにゃむちゃんは毎朝6時ごろになると、飼い主さんの顔の前までやって来て鳴くのがライフスタイル。
カワイイ猫の声とは言っても、寝ている時に顔の前で鳴かれると流石にうるさい気がしますが、その体感音量は飼い主さんが「サイレンです」と表現するほど。それが毎朝続くとなれば寝不足気味になりそうな気もします。
一般的に、猫が飼い主さんを起こす理由としてよく挙げられるのはご飯の催促ですが、にゃむちゃんの朝ご飯は毎朝定時に自動給餌から出てくる仕組み。にも関わらず起こしに来るというのは、それよりも早くご飯を出せということなのか、それとも単に起こしたいだけなのか…人間には知る由もありません。
一方、飼い主さんが起きたい時間は朝の7時のため、「できればもう1時間後にして欲しい…」と思いながら毎朝起こされているのだそう。
この日も律儀に?6時に起こしに来たというにゃむちゃん。
当時の心境について飼い主さんに聞いてみると、「うるせぇー!もうちょっと寝かせて!…でもその甘えたような声たまらんよ♡という感じです。」と、イライラしたのも束の間、愛くるしい猫なで声にすぐさま懐柔されてしまった様子。
とはいえ、もう少し寝ていたかった飼い主さん。にゃむちゃんを抱っこして一緒に2度寝しようと試みたものの、すぐに逃げられてしまい再びサイレン猫と化してしまったと言います。
その後、諦めて飼い主さんが仕方なく起きると、トコトコと後をついて来たにゃむちゃんは、遊びに誘うかのように床でクネクネとしたポーズを開始。そこで飼い主さんは、ちょっとだけわしゃわしゃして、追いかけっこして遊んであげることに。無理やり起こされたはずなのに遊ぶ気持ちにさせてしまうとは恐るべし猫。
しかし、しばらくするとにゃむちゃんは満足したのか、今度はひとりで早めの昼寝(朝寝?)を始めてしまいます。冒頭の写真はその時の様子を撮影したものなのだとか。
人を6時に起こしといて自分は8時半から昼寝を決めこむ奔放さが好き pic.twitter.com/TMmu8Gktc4
— にゃむ (@nyamuchannel) April 23, 2024
早めに起こされた挙げ句、放置される形となってしまった飼い主さん。「人を起こしといてお前は寝るんかい」と思いつつ、幸いにもその日は休みだったため、お風呂に入ったり家事をするなどして過ごすことに。そして、にゃむちゃんはいつの間にか完全に夢の中へ……。
それでも9時半に飼い主さんが出かける際には、一旦起きて見送ってくれたというにゃむちゃん。その後の行動は不明ですが、飼い主さんによると「たぶんずっと寝てたんでしょうね 笑」とのこと。
毎朝早起きなにゃむちゃんは現在4歳の女の子で、性格は人見知りな内弁慶。
飼い主さんにはべったりだけど、来客があるとすぐに隠れてしまうのだそうで、お家ではいつも飼い主さんの側でゴロゴロしながら過ごしていると言います。
そんなにゃむちゃんは、飼い主さんにとって一緒に暮らすお友だちのような存在。「一人暮らしなので、猫がいると自然と口数も増えますし、ふとした愛らしい姿に癒されます。お家の中に小さな幸せが増えました。」と、快適な猫ライフを送っていることを語ってくれました。
取材協力:にゃむ(@nyamuchannel)さん