「チッ見られたか…」火災警報器のヒモを引っ張る茶トラ猫、開き直った表情に【13万いいね】の大反響
天井についている火災警報器の中には、紐がぶら下がっているタイプのものがあります。
これは紐を引いてスイッチを入れることで警報器が正常に動作するかを点検したり、警報が鳴っているのを止めたりするためのもので、日常生活をしていて触れることはありません。しかし、この紐をワザと引っ張ってしまう輩も存在するようです。
それはやはり猫。Xユーザーの野田さんが年始に実家を訪れていた時、飼っている茶トラ猫が火災警報器の紐を引いている瞬間を目撃したと言います。
右手で体を支えながら、左手を高く伸ばして火災警報器の紐に手を掛ける一匹の猫。猫が家の中で生きていくうえで取る必要のない不自然なポーズをしていて、警報器を鳴らそうとしていると断定されても言い逃れの出来ない状況です。
しかし、当の猫に悪びれる様子はなく、むしろ「チッ見られたか…」とまるで開き直っているかのような表情。相手を牽制するような鋭い視線と、左右に張ったイカ耳によって不満げな気持ちを表していることから、悪いことをしたとは露ほども思っていないことが伝わってくるワンシーンです。
この写真が「火災報知器鳴らし常習犯」というコメントと共にSNSのX(旧Twitter)へ投稿されると、1.4万件を超えるリポストと13万件の”いいね”を獲得。写真を見たユーザーからは「これは迷惑すぎる」「悪い顔をしてますね」「分かっててやってますね」「飼い主を呼び出すスイッチと思ってそう」などのメッセージが寄せられて大きな反響を呼んでいます。
火災報知器鳴らし常習犯 pic.twitter.com/LiDYwqhcn8
— 野田 (@Nodadadadada00) January 6, 2024
傍から見ると面白おかしいエピソードのようですが、家に居ていきなり警報音を鳴らされた方はたまりません。
実際、投稿主さんの実家にある火災警報器は、紐を引っ張るとけたたましい警報音が鳴った後に「火事です」と音声が流れる仕様で、冒頭の写真は警報音を聞きつけてやってきた投稿主さんが目撃した光景を撮影したもの。その後、カメラを向けられた猫ちゃんはフイと顔を反らし、何食わぬ顔で「かまって」アピールしてきたのだそうで、何とも憎めない性格の猫ちゃんです。
ちなみに猫ちゃんが火災警報器を鳴らしたのは今回が初めてではなく、これまでにも時々あったのだそう。
警報器の紐は初犯の直後から天井に貼り付けてあり、その対策を掻い潜って犯行に及ぶというからなかなかの知能犯。それでも何故か投稿主さんが帰省している時だけ鳴らすのだそうで、もしかすると投稿主さんの気を引きたくてやっているのかもしれませんね。
この茶トラは猫郎くんという男の子。
投稿主さんの実家にやってきたのは今から7年ほど前のことで、当時中学生だった妹さんによって保護されたのがきっかけ。拾われた時は親のいない子猫で、兄弟らしき猫が隣で亡くなっていたという過酷な環境にいた猫郎くん。
一方、飼い主さんの実家には猫嫌いの家族がいたため、当初は他人に引き取ってもらう話が何度かあったのだそう。
しかし、譲渡は立ち消えになってしまい、妹さんも飼う気まんまんだったことから外のケージで飼い始めたものの、度重なる脱走と夏の厳しい暑さのため結局は室内で飼うことに。今では子供が全員実家を出ていき、お母さんがお世話をしているのだと言います。
そんな猫郎くんは、投稿主さんにとってどのような存在なのか聞いてみると「私は飼い主ではないのですが…………我が家の面白ネタ要員ですね。溺愛している程ではないのですがつい構いたくなります。」と、実家に帰るたび触れ合いたくなる関係性であることを明かしてくれました。