ピンクの巨大な猫や1,300匹を超える猫もいるニャ!森美術館で現代アートの展覧会が開催中

猫のアート作品なども展示されている「六本木クロッシング2019展:つないでみる」が5月26日まで、東京都港区の六本木ヒルズにある森美術館で開催されています。

「六本木クロッシング2019展:つないでみる」メインビジュアル

「六本木クロッシング」は森美術館が3年に一度、日本の現代アートシーンを総覧する定点観測的な展覧会として2004年以来開催してきたシリーズ展で、6回目となる今回は現代の表現を通して見えてくる「つながり」に注目。

SNSにおける閉鎖的なコミュニティの醸成や拡がり続ける経済格差など、生活の利便性が高まるに連れて社会にさまざまな「分断」が顕在化しているなか、「対極のものを接続」「異質なものを融合」「本来備わっている繋がりの可視化」など、アーティストたちが作品を通じて提示した「つながり」を通して日本の今に向き合う機会を創出することを企図しています。

入口付近には飯川雄大氏が制作したピンクの巨大な猫が。

猫のアート作品「デコレータークラブ―ピンクの猫の小林さん―」 by 飯川雄大
デコレータークラブ―ピンクの猫の小林さん―/飯川雄大/2017年

この作品はカメラで撮影しようとしても全体像を収めることができないように設計されており、情報過多の現代社会において真実や全体を俯瞰することの難しさ、写真で本当の状況や感動を伝える不可能さを提示しています。

デコレータークラブ―ピンクの猫の小林さん― by 飯川雄大

デコレータークラブ―ピンクの猫の小林さん―(至近距離で見たイメージ) by 飯川雄大


 

また、「猫オリンピック」と題した竹川宣彰氏の作品では、1,300匹を超える猫が集結する競技場を中心に、様々な競技のポスターや色とりどりの猫が主張を訴えている猫型プラカードなどで構成。

猫のアート作品「猫オリンピック」 by 竹川宣彰
猫オリンピック/竹川宣彰/2019年

竹川氏が展覧会の準備で多忙を極めている時期に愛猫を交通事故で失くしたことをきっかけに作られたという本作は、2020年の東京オリンピックに沸く現在の日本と、その背景にある政治問題への作家の批評性が込められています。

猫のアート作品「猫オリンピック:開会式(部分)」 by 竹川宣彰
猫オリンピック:開会式(部分)/竹川宣彰/2019年

猫以外のアート作品も多数展示。

今回はシリーズ初の試みとして、同館の3人のキュレーターによる共同キュレーションを展開しており、1970〜80年代生まれを中心とした日本のアーティスト25組の作品を鑑賞することができます。

猫のアート作品「datum」 by 平川紀道
datum/平川紀道/2018年
猫のアート作品「なおす・代用・合体・侵入・連置「震災後東松島で収集した車の復元」」 by 青野文昭
なおす・代用・合体・侵入・連置「震災後東松島で収集した車の復元」/青野文昭/2013年
猫のアート作品「機械人間オルタ」 by 土井 樹+小川浩平+池上高志+石黒 浩×ジュスティーヌ・エマール
機械人間オルタ/土井 樹+小川浩平+池上高志+石黒 浩×ジュスティーヌ・エマール/2016年

またミュージアムショップでは、マグカップやペンケースポーチ、キーホルダー、ポストカードなど、入口付近に展示されている作品「ピンクの猫の小林さん」をモチーフにしたグッズも販売されています。

「ピンクの猫の小林さん」マグカップ
マグカップ
「ピンクの猫の小林さん」ポーチ
ポーチ

 

イベント概要

名称:六本木クロッシング 2019 展:つないでみる
会期:2019年2月9日(土)〜5月26日(日)
時間:10:00-22:00
  :10:00-17:00(火)
  ※入館は開館時間の30分前まで
料金:一般 1,800円、大高生 1,200円、4歳〜中学生 600円

会場:森美術館

東京都港区六本木 6-10-1
六本木ヒルズ森タワー53階

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