島猫や神奈川の猫など、200点以上の作品を楽しめる岩合光昭写真展「ねこづくし」6月末まで開催

動物写真家・岩合光昭さんの写真展「ねこづくし」が2019年4月23日から、神奈川県にある川崎市市民ミュージアムで開催されます。

川崎市市民ミュージアムで開催される企画展「岩合光昭写真展 ねこづくし」のメインビジュアル
©Mitsuaki Iwago

世界中の色んな国々を飛び回って、ライオンやホッキョクグマ、クジラなど、さまざまな野生動物を撮影している岩合さんが、特に多くの時間を割いて撮影している動物が「ネコ」。

これまでに「世界ネコ歩き」をはじめ、古都の移りゆく季節とともに猫を撮影した「ねこの京都」、青森県の津軽地方で暮らす猫に密着した「ふるさとのねこ」など、さまざまなテーマに沿った猫の写真展を開催しています。

本展はその中でも「島の猫」「神奈川のネコ」「やきものの里のネコ」シリーズを中心に、岩合さんが日本各地で出逢った猫たちの写真、約210点を展示。

「島の猫」シリーズは北海道の天売島から沖縄県の竹富町まで、日本各地の島々で撮影された猫の作品を展覧会としては初めてまとめて紹介する試みで、40点以上の作品を本展のために新たにプリント。中には迫力のある100×150cmの大判プリント作品も展示されます。


 

全国各地で人気の写真展「やきものの里のネコ」シリーズでは、陶芸の町として知られる岡山県備前市や茨城県笠間市など、国内の陶磁器の産地で撮影された約100点の猫写真が展示されるほか、「日本各地のネコ」では本展の開催地である神奈川県で撮影された約30点の猫写真をはじめ、山梨県北杜市の猫など、四季折々の日本各地で撮影された約50点の猫写真を展示。

動物写真家として半世紀にわたり、ひたむきに猫に向かい続けた岩合さんによる「ねこづくし」の世界を体感することができます。

写真展会期中の5月6日には、岩合さん本人が来場してトークショーやサイン会などが行われるほか、それ以降も学芸員による解説付きのツアー、ベビーカーを押しながらでも鑑賞できるツアー、ねこ映画作品の上映会など、さまざまなイベントが予定されています。

■岩合光昭トークショー
日時:5月6日(月)13:00~14:00
場所:1F映像ホール
申込:4月16日(火)16:00まで
※定員270名、要観覧券

■岩合光昭サイン会
日時:5月6日(月)14:30~
場所:1F逍遥展示空間
※参加には整理券が必要。当日ミュージアムショップで対象の写真集を購入した人の中から先着300名に整理券を配布

■ギャラリーツアー
日程:5月25日(土)、6月8日(土)
時間:各日14:00~(30分程度)
場所:2F企画展示室1
※要観覧券、当日直接会場にて集合

■ベビーカーツアー
日程:6月13日(木)
時間:14:00~(30分程度)
場所:2F企画展示室1
申込:5月1日 9:30~5月30日 16:00
※要観覧券、公式イベントページより要事前申込(抽選)

また、5月3日〜5日までの3日間は各日2回、猫関連の企画として世界のネコが登場する映画作品が1F映像ホールにて上映されます。

上映されるのは、トルコの古都・イスタンブールで暮らす猫と人々の生活を描いたドキュメンタリー映画「猫が教えてくれたこと」、ドナウ川のほとりに暮らすジプシーに起こる恋愛や石油列車強奪計画などのエピソードを描いたコメディ「黒猫・白猫」、ロシアの大都市を舞台に迷子になってしまった猫の冒険を描いた「こねこ」の3作品。

■猫が教えてくれたこと
2019年5月3日(金・祝)14:00
2019年5月4日(土・祝)11:00

■黒猫・白猫
2019年5月3日(金・祝)11:00
2019年5月5日(日・祝)14:00

■こねこ
2019年5月4日(土・祝)14:00
2019年5月5日(日・祝)11:00

映画の鑑賞には1上映あたり入場料が必要で、当日券のみ1F総合案内にて販売。座席は自由席となっています。

<料金>
一般600円、65歳以上・大高生500円、小中学生400円

 

写真展概要

名称:岩合光昭写真展「ねこづくし」
会期:2019年4月23日(火)〜6月30日(日)
時間:9:30〜17:00
   ※入場は閉場の30分前まで
休館:月曜、5月7日(火)
入場:一般 800円、大高生600円、中学生以下無料

会場:企画展示室1、アートギャラリー1・2・3

神奈川県川崎市中原区等々力1-2
川崎市市民ミュージアム

参考:トルコ・イスタンブールの猫ドキュメンタリー映画「猫が教えてくれたこと」
© KAWASAKI CITY MUSEUM.

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