妖しげで神秘的!神社仏閣で撮影した猫の写真展「おかげさま~常世の使~」
写真家・小沢竜也さんの個展「おかげさま~常世の使~」が7月23日から、東京都世田谷区にあるギャラリー(肉球画廊)で開催されます。
猫好きな皆さんは、猫のどんなところに魅力を感じていますか?
可愛らしい目や耳といった外見的な魅力から、香箱座りやニャンモナイトなど猫特有の佇まい、ツンデレなところや甘えん坊といった性格まで、猫の魅力を探し始めるとキリがありませんが、中には猫の持つ神秘的な雰囲気に魅力を感じるといった方もいらっしゃるのでは。
「猫には自分には見えない”何か”が見えているのではないかと感じる時がある」、そう話すのは写真家の小沢竜也(おざわ たつや)さん。
神奈川生まれの小沢さんは、日本写真芸術専門学校を卒業後、2012年にコニカミノルタ「フォト・プレミオ」入賞。 各地で「おかげさま」「おつかい」「ひそむもの」「かたらいべ」などの個展を開催している写真家の方。
小沢さんは気配や空気、雰囲気など、神社仏閣の「気」と猫の「気」はとてもよく似ていると感じるのだそうですが、本展はそんな小沢さんが不思議な猫に逢いたくて、猫の不思議に触れたくて旅を重ね、神社仏閣で撮影した猫の写真作品展です。
「常世(とこよ)」とは、神が宿る場所や死後の世界を表す言葉。副題や上記の写真からは、猫が神の使いであるかのような世界観が伝わってきます。
展示作品の一部がこちら。
何やら本当に神の使いのような、神秘的で妖しげな雰囲気を醸し出していますよね。
本展ではそんな雰囲気を来場者の人に楽しんでもらおうと、金曜日と土曜日の開店時間が通常より遅い16:00〜20:30に設定。さらに初日の7月23日にはオープニングイベントとして、小沢さんの写真を背景に2名の演者が語る「怪談朗読会」が開演17:00から1時間ほどギャラリー内で開催される予定となっています。
怪談の内容は猫に限定せず動物関係をテーマに、ちょっとした怪談や怪談風、または切ない感じ風の小品での朗読会となる見込みです。
演ずるのは、詩や文学に詳しい生野 毅氏と、舞台女優や声優として活躍している百々麻子さん。
ジャンルの異なる二人による朗読の世界と、妖しげな猫の魅力に迫る小沢竜也さんの写真展「おかげさま~常世の使~」がどのようなコラボを生み出すのか、気になる方はぜひ初日に訪れてみましょう。
<朗読会:演者>
■生野毅(しょうの・たけし)
詩人。作詞に『混声合唱と四人の打楽器奏者のためのコスモフラワー』(作曲:吉岡孝悦)。フランスのガリマール書店刊『20世紀の俳句/今日の日本の短詩』に俳句仏訳を収録。世界22ヵ国の詩人が参加した『東京ポエトリーフェスティヴァル2008』では出演と実行委員を務める。朗読や華道、ダンス等他ジャンルとのコラボも行う。
■百々麻子(どど・あさこ)
声優事務所の賢プロダクション所属。過去に劇団21世紀FOXに所属しており舞台活動も行っている。近年はボランティアの朗読にも力を入れている。
「怪談なの?朗読会」
日時:2017年7月23日(日) 17:00〜
会場:Gallery Paw Pad(肉球画廊)
最近は猫の写真展がたくさん開催されるようになりましたが、猫の愛くるしい表情や仕草、外でたくましく自由に生きている姿などを捉えた作品展が多いですよね。
そのような中、猫の妖しげで神秘的な魅力に迫るユニークな作品が展示される本写真展。
「心の声にそっと耳を澄ませている。一緒に旅するように観て頂けたら幸いです。」そんなメッセージが、小沢さんから寄せられています。
小沢竜也写真展 おかげさま~常世の使~
期間:2017年7月23日(日)~8月6日(日)
時間:14:00〜19:00
:16:00〜20:30(7/28〜29,8/4〜5)
:14:00〜18:00(8/6)
休廊:7/25〜26,8/1〜2
会場:Gallery Paw Pad(肉球画廊)
東京都世田谷区砧5−23−8
小田急線 祖師谷大蔵駅 徒歩8分
7/28(金)〜7/29(土)の18:30〜21:00は、会場近くの砧8丁目児童遊園にて納涼盆踊り大会が行われる予定となっていますので、個展の前後に覗いてみるのも面白いかもしれませんね。
画像提供:(C) Gallery Paw Pad