日本人の猫好きな理由に迫る企画展「いつだって猫展」が開催中
愛媛県美術館で本日9月28日から、日本人の猫好きな理由を歴史的な資料から探る企画展「いつだって猫展」が開催されます。
現在日本では猫ブームと言われますが、過去には江戸時代後期から明治にかけても猫ブームが存在しました。
特に、浮世絵師の歌川国芳(くによし)は無類の猫好きとして知られており、常に数匹の猫を飼っていて、猫を抱えながら浮世絵を制作していたと言われるほどの猫好きだったそうです。また、国芳は自分の弟子たちにも猫を描くことを推奨していたことから、歌川国芳の一門は猫の浮世絵を多く残しています。
本展では、江戸で暮らす猫、化け猫、擬人化したような猫、猫のような人間、土人形で造られた招き猫など、歌川国芳などによって描かれた当時の浮世絵や民俗資料などが展示され、それらを通じて日本人の猫好きな理由や、猫好き文化の歴史に迫ります。
関連イベント
展示会の期間中には猫にまつわるさまざまなイベントが企画され、美術館の学芸員ならではの専門知識による解説が聴けるほか、人気のフェルトで猫を作るイベントも企画されていますので、近隣の猫好きな方はぜひ参加してみてはいかがででしょうか。
■幕末明治の猫ブーム
日時:10月8日(土) 14:00〜
場所:当館 ハイビジョンギャラリー
講師:愛媛県美術館学芸員
※申込不要、参加無料
■美術の中の猫たち
日時:10月22日(土) 14:00〜
場所:当館 ハイビジョンギャラリー
講師:愛媛県美術館学芸員
※申込不要、参加無料
■ねこフェルト
日程:10月2日(日)、16日(日)
時間:13:30〜15:00
対象:中学生以上で両日とも参加可能な人
定員:8名
材料:700円程度
申込:089-932-0010(要事前申込/先着順)
いつだって猫展
会期:2016年9月28日(水)~11月6日(日)
時間:9:40〜18:00(入場は17:30まで)
休館:毎週月曜日
入場:1300円/高校生900円/小中生700円
※9月28日は10:30開場
※10月3日と10月10日の月曜は開館
※10月4日と10月11日の火曜は休館
※前売り券は200円引き
<アクセス>
愛媛県松山市堀之内
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