猫を見ながら何杯でもご飯を食べられそう!「猫のしつけに失敗した家の食事風景」に共感する人が続出
人間の食事中に猫がテーブルへ登ってくると、食器の落下や盗み食い、衛生面の問題などが生じてしまいかねません。そんな時は「食卓に登ると嫌なことがある」と猫に根気よく教えることで、しつけることができます。
では、しつけを怠ると、どのようになってしまうのでしょうか。Xユーザーのハナさんが先日公開した写真には、その結末がありありと写し出されていました。
食事をしている女性の目の前でゴロンと横たわる一匹の猫ちゃん。周りにはクンクンと匂いを嗅ぎたくなりそうな料理が並んでいますが、当の猫ちゃんは食べ物に興味がありそうな素振りは見せず、ただ大人しく座っているだけ。女性の方に顔を向けたまま食事が終わるのを優しく見守っているかのような光景です。
この写真が「猫の躾に失敗した家の食事風景」というコメントと共にSNSのX(旧Twitter)へ投稿されると、1.8万件を超える”いいね”が寄せられるなど、大きな注目を集めています。
ハナさんのお家では昼食や夕食の時になると、猫が気分次第でテーブルに乗ってくることがあり、この日も家族で食事をするタイミングで姿を現したそうです。
しかし、猫ちゃんの体は料理が盛られたお皿よりも大きく、テーブルに居座られると明らかに食べづらそう。できれば降りてもらいたいところですが、実はこの猫ちゃん、テーブルからどかそうとすると逆ギレしてしまう性格の持ち主。
そのため、猫に嫌われたくないという気持ちから「誰が猫をどかすのか」家族の間で押し付け合いが始まってしまうことに…。結局、誰もやりたがらなかったため、猫をそのままにして食事をすることになったハナさん一家。冒頭の写真はその食事風景を撮影したものなのだとか。
猫の躾に失敗した家の食事風景 pic.twitter.com/8aLwg2RnzP
— ハナ (@chakohakulog) March 14, 2024
テーブルの猫ちゃんにじっと見つめられているのは、ハナさんの妹で、食事中に圧を掛けられて困っているようにも見えますが、ご本人的には「見て見て、かわいい〜」とむしろ喜んでいた様子。そして、その様子を家族も笑顔で眺めていたのだそうで、猫がいることによって食事の妨げになるどころか、却って食卓に和気あいあいとした時間が流れていたようです。
しかし、固いテーブルの上はそこまで居心地が良くなかったのか、猫ちゃんは10分ほど食卓に滞在すると、その後は自分のお気に入りのベッドへ移動してくつろぐことにしたのだと言います。
この猫は茶子ちゃんという11歳の女の子。普段は落ち着いた性格の猫ちゃんで、家族の膝に乗るのが好きだけれど、この日は皆に断られてしまったことから、構って欲しくてテーブルの上に乗ってきたのだそう。食べ物に関しては好き嫌いが激しく、いつも食べているキャットフード以外は絶対に口にしないため、食卓に乗ってきても安心して好きにさせているのだとか。
一方、ハナさんのお家には琥珀くんという昨年お家にやってきた新入り猫もいて、猫白血病キャリア(現在は陰転)のため普段は1階の隔離部屋で過ごしているものの、食欲旺盛なため何でも口に入れてしまう性格の猫ちゃん。以前、魚や肉の骨を奪って逃走した犯行歴があることから、かなり注意して見守らないとダメなのだそうで、食卓に乗せても平気かどうかは猫の性格によるところが大きいようです。
両極端な性格の猫ちゃんたちですが、ハナさんにとってはどちらも大切な家族であり宝物のような存在。起きるのがつらい朝も猫がご飯を催促する声でなんとか起きられたり、外にいる時は猫がいる家に帰るのが楽しみになったり、食事中もお風呂も寝る時もすべてが猫を中心に回っていて、それがたまらなく幸せなのだそう。
インタビューの最後に、そんな2匹への思いを聞いてみると「ただ毎日健やかに、幸せに過ごしてくれればそれ以上何も望みません。」と深い愛情が伝わってくるメッセージを寄せてくれました。
取材協力:ハナ(@chakohakulog)さん