【猫の立ち幅跳び選手権】紙コップを並べて水平方向のジャンプ力をテスト→1匹だけ上手に飛べない猫ちゃんの後ろ姿が切なすぎた
猫の優れた身体能力を表す例としてよく挙げられるのが、縦方向へのジャンプ力(人間で言うところの垂直跳び)。
猫は体高の約5倍の高さまで飛べると言われており、平均的な体の大きさから考えると150cm前後の高さまで飛べることになります。
一方で、水平方向へのジャンプ力(立ち幅跳び)において、猫がどれくらい飛べるのかについては意外と知られていません。こちらは2018年にアメリカ在住のワッフルくんが、213cmという跳躍をしてギネス世界記録に認定されており、猫は縦方向だけでなく横方向にもかなりの距離を飛べると推測されます。
しかし、人によって得手不得手があるように、猫の中にはジャンプするのが得意でない子もいるようです。アメリカンカールのおこめちゃんは、水平方向へのジャンプが苦手な女の子。
SNSに公開された動画では、同居猫たちが障害物を軽々と飛び越えていく中で、半分くらいしか飛べない悲しげな姿が映し出されています。
動画の撮影舞台は、猫がどれくらい飛べるのかを検証するために、たくさんの紙コップが敷き詰められた廊下。そこへ最初にやってきたのは、ノルウェージャンMIXのぽてちくん。
猫らしい跳躍力を見せてくれるのか期待が高まるものの、自信がなかったのか、紙コップの隙間に足を入れてトコトコと歩いていきます。
続いてやってきたのは、三毛柄のうなぎちゃん。ぽてちくんの姿を見て「なんで歩いてるの?」と不思議そうな顔をしています。
すると、いきなり前傾姿勢になったかと思うと、紙コップの方へ向かって大ジャンプ。敷き詰められた障害物をひとっ飛びで超え行く光景は「さすが猫!!」と思わされるような見事なジャンプ力です。
その様子を後ろで見ていたのが、本記事の主役であるおこめちゃん。
先ほどのうなぎちゃんに続いて華麗なジャンプを見せてくれるのか…と思いきや、なんと真似したのは、最初に登場したぽてちくんの歩き方。
紙コップの隙間を丁寧に確かめながら、のそのそと歩いていて、後ろからやってきたこゆきちゃんに、ひとっ飛びで抜き去られてしまいます。
この出来事に猫としてのプライドが傷ついたのか、それとも他の猫の飛びっぷりを見て「私も行ける!!」と思ったのか。動画の後半になると、画面の下から再びおこめちゃんが登場。
先ほどの借りを返すべく障害物へ向かって大ジャンプを試みます。
しかし結果は、ひとっ飛びで超えるどころか、ジャンプした早々に失速して中間地点のあたりで落下。
ジャンプしたと言うよりは、紙コップにダイブした形となってしまい、しばらくその場で立ち尽くすおこめちゃんの後ろ姿からは、いたたまれない哀愁が伝わってきます。
この動画は「猫は上手いこと障害物を避けるって聞いたことがあるんだけど」という飼い主さんのコメントと共にTwitterへ投稿され、7,000件を超えるリツイートと3.6万件の”いいね”を獲得。
ツイートを見たユーザーからは「どんくさw」「ジャンプ力」「太り過ぎなのでは」「猫の運動神経にも個性がある」「猫ではない可能性がある」といった、おこめちゃんの身体能力に疑問を投げかけるメッセージが多く寄せられ大きな反響を呼んでいます。
猫は上手いこと障害物を避けるって聞いたことがあるんだけど pic.twitter.com/oaCNyndMBx
— ぽてこゆこめ/もふちゃんねる。 (@potechi_nikki) June 6, 2023
おこめちゃんの体重は4.8kgと猫にとっては標準的で、やや太っているように見えるのはモフモフした毛並みによるもの。肥満が理由で飛べないという訳ではなさそうです。また、同じような体型の子が障害物を飛び越えていることから、さぞかしショックを受けたことでしょう。
飼い主さんの話しによると、おこめちゃんが暮らしているお家には全部で5匹の猫が暮らしていて、その中でもおこめちゃんはちょっぴり運動音痴なところがあるのだとか。
紙コップの中に飛び込んでしまった瞬間を目撃した時は、「やっぱりな〜って思いました笑」と感じたそうで、飼い主さん的にはある程度想定された結果ではあったようです。
そんなおこめちゃんは、運動は苦手だけれど、表情がとっても豊かで優しい性格をしているため、みんなの人気者。SNSでは他の猫たちとのんびり過ごす日常の姿が公開されています。
取材協力:ぽてこゆこめ/もふちゃんねる。(@potechi_nikki)さん
<参考>
・【体積がおかしい】猫が液体であることを5秒で証明する写真が話題に→5匹が暮らす猫家族のやさしい兄貴分だった
・【これは10点満点】二足歩行から完璧なでんぐり返しをする猫が目撃される→体操選手のような身のこなしだと話題に