ネコの体感温度を3℃下げてくれる!猫ハウス&熱中症対策としても使える多機能リュックが登場
ベビー用品メーカーのコンビが展開しているペット向けブランド「コムペット(compet)」より、日常使いから災害時まで幅広く使えるリュック製品が新たに発売されます。
猫は完全室内飼いをしていても、動物病院に行く時や災害時などには一緒に外へ連れ出さなければなりません。
そのため、猫を中に入れて移動できるペット用のキャリーなどを用意しているのが一般的ですが、暑さが本格的になるこれからのシーズンで気になるのが熱中症。
もともと猫は自分で快適な場所を探して移動する動物ですが、人間のように全身から汗をかいて体温を調整することができないため、高温多湿の密閉された空間では熱中症を引き起こしやすいと言われています。
そんな暑い季節でも熱中症対策をしたまま猫を運べるのが、コムペットが開発した「バックパック パエナ クール」という多機能リュック。
背面の両サイドにある黒い部分が大型のメッシュになっていて、横から入った風が中を通り抜けられるようになっているほか、背面上部もメッシュをめくると通気窓が現れるようになっているため、熱気がこもりがちなリュック内でも高い通気性を確保できるように設計されています。
また、サイドのメッシュは透けにくい特別仕様のため、通気性を保ちながら猫のプライバシーも確保してくれます。
とりわけユニークなのが、付属の「アイスバッテリー」を装着できる点。
アイスバッテリーは外気温40℃のときに28℃以下を4時間キープできるという高性能保冷素材で、使い方はリュックの中敷きに入れておくだけ。
外気温と猫の体温によって室内の温度が上昇するのを防ぎ、暑さを和らげてくれるため熱中症対策として機能。リュックの通気性なども考慮すれば猫の体感温度を約3℃下げることが出来るのだとか(※ミスナールの計算式を元に算出)。
アイスバッテリーは水滴が出にくい仕様になっているため結露で猫が濡れる心配もないほか、中敷きから取り出して冷凍庫で冷やせば繰り返し使うことが可能。使わない時には付属のパットを入れてクッション性をアップさせられます。
床に置いてリュック背面のファスナーを開けると、簡易的な猫ハウスに変身するのも特徴的。
ドーム状にメッシュの幌が広がり内部のスペースを広げることができるので、日頃から中に入れて慣らしておけば、旅行先や災害時でも愛猫が安心する空間を作ってあげることができます。
一方、リュックのサイドファスナーを開くと収納部分がフルオープン。
猫の乗せ降ろしをしやすくしたり、内部を掃除したりする時には便利な機能で、付属の中敷きマットは丸洗いして清潔に保つことができます。
発売元のコムペットでは、ペット用のカート製品において幅広いラインナップを展開していますが、今回リュックタイプの製品を開発した経緯について聞いてみました。
「ワンちゃん・ネコちゃんとのお出かけする機会は年々増加傾向にありますが、ネコちゃんは特に慣れない環境にストレスを感じやすいです。クレートなどは肩に掛けられない仕様が多いため、手がふさがってしまう事が多いです。
特に徒歩や電車などの公共交通機関を使われる方はご自身の荷物を持ちながらになるため移動が大変とのお声も聞きます。通院やお出かけなどで、両手がフリーになるキャリーを作りたいとの思いから始まりました。
更に、ただお出かけするための道具ではなく、他に何か有効に使えないか考えた結果、ハウスとしても使用できるバックパックが生まれました。」
(広報担当者・談)
耐荷重は13kg以下となっているため大型の猫ちゃんはもちろん、ワンちゃんを運ぶのにも使用可能。この製品は2020年7月下旬より発売される予定となっています。
<参考>
・猫とお出かけするのが楽しくなりそう♪ 軽くておしゃれな「ネコキャリーバッグ」
・なんと猫のトイレが赤ヘルに…!広島東洋カープとコラボした真っ赤な猫トイレが登場
・三菱地所が本気をだしてきたニャ…!猫専用のタワーマンション「猫タワマン」が爆誕&実物を公開
画像提供:Combi Corporation.