国宝の仏像も猫に変身!手のひらサイズの可愛い「猫仏」の作品展が表参道で開催中

猫の姿をしたかわいい木彫りの仏像「猫仏(ねこぶつ)」を展示販売するイベントが4月18日より、東京・表参道にある仏像専門店で行われています。

仏屋さかいが制作した猫の仏像「猫仏」の作品イメージ in 大猫仏展
(C) 仏像ワールド

猫仏は職歴20年の仏師・酒井豪氏と、その妻によるアートユニット「仏屋さかい」が猫たちを仏の姿で表現する人気の仏像シリーズ。

奥様が描いたデザイン画を元に、酒井氏が彫刻から彩色、台座の制作、桐箱の箱書に至るまで一貫して手掛ける創作スタイルで、優しい木肌を多く残し、淡い彩色を少しだけ施した作風が特徴的。

仏像と共に古くから人びとに愛されてきた猫の何とも言えない表情や愛くるしい仕草を、仏師ならではの技量で丁寧に仕上げた愛らしく上品な佇まいは、国内のみならず海外の仏像ファンからも人気を博しています。


 

サイズは10cmにも満たない手のひらサイズながら、ひとつひとつ丹念に手作業で制作されているため、作品の数が少なく常に品薄状態が続いているという希少な猫仏。

今回のイベントでは、昨年5月に行われた初の作品展で披露された猫仏に加えて、新作17点を含む全40点以上もの作品が展示販売されています。

 
 
 
 
 
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中には現在、東京・上野にある東京国立博物館で開催中の特別展「国宝 東寺-空海と仏像曼荼羅」で展示されている仏像の中で、屈指の人気を誇る「帝釈天騎象像(たいしゃくてんきぞうぞう)」と「兜跋毘沙門天(とばつびしゃもんてん)」をモチーフにした猫仏も含まれているほか、大黒天・毘沙門天・恵比寿天・弁財天・寿老人・禄寿寿・布袋の七柱からなる七福神や、干支の守護本尊となった猫仏などが一堂に会しています。

会場は表参道駅から徒歩3分ほどの場所にある仏像専門店「イスム表参道店」の1F仏像ワールドギャラリー。

今回新たに展示されている新作の猫仏は、鍵しっぽ(先端が曲がった尻尾)になっているのが特徴で、欧米では尻尾に幸運を引っ掛けてくる幸せの猫と信じられているのだとか。会場に訪れる際には猫仏の後ろにまわって尻尾をチェックしてみては。

 

イベント概要

名称:仏屋さかい 大猫仏展
期間:2019年4月18日(木)~5月8日(水)
時間:11:00〜20:00
休館:期間中無休
入場:無料

会場:イスム表参道店 1F仏像ワールドギャラリー

東京都渋谷区神宮前5-48-3 サンエムビル1F

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