岩合光昭さんのダブル写真展「ネコライオン&ねこ科」10月5日からスタート

動物写真家・岩合光昭さんの写真展「ネコライオン&ねこ科」が10月5日から大分市美術館で開催され、期間中は岩合さんによるトークショーやサイン会なども予定されています。

岩合さんのネコ写真展はこれまでに「岩合光昭の世界ネコ歩き1,2」「ねこ」「ねこ歩き」「ねこといぬ」「ふるさとのねこ」「ねこの京都」「ねこのとけい」など、異なるテーマとコンセプトで様々な展示会が行われてきましたが、今回は「ネコライオン」と「ねこ科」という2つの写真展が一度に楽しめる珍しい試みとなります。


ネコライオン

岩合光昭さんは自ら「動物写真家」と名乗っているとおり、その被写体は動物全般が対象で、これまでに地球上のあらゆる地域をまわってライオンやホッキョクグマ、クジラなどさまざまな野生動物を撮影しています。

その岩合さんが、特に多くの時間を割いて撮影している動物が「ネコ」と「ライオン」。

「ネコライオン」、あくびをしている猫の写真(C) Mitsuaki Iwago

「ネコライオン」、あくびをしているライオンの写真(C) Mitsuaki Iwago

同じネコ科でありながら、身体のサイズや住環境、生活スタイルなどは大きく異なりますが、岩合さんによると、それでも両者にはどこか似ているところがあり、撮影を重ねるうちに「ネコは小さなライオン、ライオンは大きなネコ」と感じるようになったと言います。

写真展「ネコライオン」では、そんな岩合さんのカメラが捉えた人間と共生するネコ、そして野生に生きるライオンの姿を展示。ネコとライオンの写真を並べて比較し、彼らの共通点や差異を感じることで、人間がどこかに忘れてきてしまった「野生」を浮き彫りにしていく展示構成となっています。

ねこ科

一方の写真展「ねこ科」は、岩合さんが約40年にわたって撮り続けている「ねこ」をテーマに屋外で行われる写真展で、私達の身近で暮らすイエネコだけでなく、ライオンやチーター、トラ、サーバルなど、野生のネコ科動物の姿を捉えた写真作品が展示されます。

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上記は2017年4月から「札幌芸術の森」の敷地内で行われていた際の様子ですが、今回はそれに続く2回目となる開催。作品は大きなもので約2メートルほどもあり、ネコ科動物たちの迫力ある写真を大自然の中で鑑賞できる貴重な機会となります。

なお、写真展「ネコライオン」は大分市美術館の館内で行われ入場料が必要となりますが、こちらの「ねこ科」は同美術館周辺の森に作品が展示されるため無料で観覧することができます。

トーク&サイン会

期間中の10月21日には岩合光昭さんが会場に訪れてトークとサイン会が行われます。

■岩合光昭トーク
日程:2018年10月21日(日)
時間:11:00〜11:30、14:00〜14:30
場所:ハイビジョンホール
定員:各回80人

■岩合光昭サイン会
日程:2018年10月21日(日)
時間:11:30〜12:30、14:30〜15:30
場所:ハイビジョンホール
定員:各回200人

トーク会の参加費用は無料ですが、サイン会は当日「サイン会受付」で購入したカタログのみサインをしてもらうことができます(1人3冊まで)。参加するにはいずれもハガキによる事前申込みが必要で、10月5日必着となっています。
※申込み方法の詳細は公式HPを参照

イベント概要

名称:上野の森アートサファリ 岩合光昭写真展
:ネコライオン&ねこ科
期間:2018年10月5日(金)~11月25日(日)
時間:10:00~18:00(入館は閉館30分前迄)
休館:月曜(10/8と11/5は営業)、10/9
料金:一般800円、高大生600円
※中学生以下無料、「ねこ科」の観覧は無料

<会場>
大分市美術館企画展示室(ネコライオン)

大分県大分市大字上野町865番地

※写真展「ねこ科」は同美術館周辺の森で開催

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