かざすだけで90種類の猫種を判別!AI図鑑アプリ「リンネレンズ」の最新版が公開
スマートフォンをかざすだけで瞬時に生物の名前が分かるアプリ「LINNÉ LENS(リンネレンズ)」の最新バージョンが公開され、新たに世界の猫・約90品種を判別できるようになったと発表されました。
LINNÉ LENS(リンネレンズ)は「かざすAI図鑑」をコンセプトに開発されたスマホ用のアプリケーションで、かざすだけで世界中の動植物を瞬時に識別。
飼育員さんの解説を聞きながら見学する水族館や、植物学者の解説を聞きながら登る登山など、専門家の話を聞きながら生物を理解する体験をアプリを通じて提供する試みで、世界の豊かさを解釈できるレンズを目指して日々改善が行われています。
今年の8月に公開された初回バージョンでは、日本全国の水族館にいる生物の9割(約4,000種)に対応し、魚類を中心に、哺乳類(イルカ)、鳥類(ペンギン)、両生類(カエル)、爬虫類(トカゲ)、甲殻類(エビ・カニ)、軟体動物(イカ・タコ)、刺胞動物(クラゲ)など、さまざまな生き物を認識することができます。
認識した生物を記録
特にアプリと提携している施設で利用すると、生きものによっては飼育員さんの解説を見ることができるようになっているほか、電波の届かないシュノーケリングやダイビングの最中でも、リアルタイムに生物を認識することができます。
9月18日に公開された最新バージョン(1.0.4)ではシャム、エキゾチックショートヘア、ベンガルなど、約90種類の猫種が判別できるようになりました(犬は世界の品種325種に対応済み)。
使い方はとてもシンプルで、アプリを起動したら猫にカメラをかざすだけ。すると瞬時に画面上部に猫の品種名が、画面下部にはその確信度がパーセンテージで表示されるほか、判別が難しい場合は「ネコ科のなかま」と表示されます。
詳細情報を見ることも可能
真上や後方からかざしたり、猫が素早く動いている場合は認識しづらいため、画面下部の数値を見ながらスマホをかざす位置を変えてみると、確信度のパーセンテージを高めることができます。
さらに「ネコ科のなかま」が表示されている状態で画面をタップすると、その他の候補を表示することも可能。
ちなみに人間の手にかざしてみたところ、高い精度でホモ・サピエンスと判定されました。
アプリで認識した生物は端末に記録され後から振り返ることもできるので、カメラのようにシャッターを押すことなく、かざすだけでどんどん自分だけのオリジナル図鑑づくりを楽しむことができます。
今回のアップデートで認識できる生物は、これまでの4,700種から5,500種へと急拡大しており、今後も認識精度や種類は継続的に更新されていく予定とのこと。
料金プランは3種類用意されていますが、1日10種までは無料で認識することができますので、純血種のネコを飼っている人はもちろん、猫カフェや水族館に遊びに行く予定のある人はぜひ試してみては。
料金:1ヶ月 360円、3ヶ月 720円、12ヶ月 1,450円
※ダウンロードおよび1日10種までは無料
言語:日本語・英語に対応
環境:iOS11.2以降、iPhone(Androidは準備中)
画像提供:(C) LINNÉ