今はとても幸せそうに暮らしている猫たちの写真展「ねこめせん2」
猫と人との心地よい暮らしを探求しているねこミュニケーター「nanonya.Aki」さんによる写真展、「ねこめせん2」が愛知県豊田市にある末野原(すえのはら)交流館で開催されています。
本写真展は、野良猫→保護猫を経て人間と暮らしている猫をはじめ、里親募集中の保護猫カフェや里親の元で暮らしている猫など、現在は幸せそうに暮らしている猫たちの目線をとらえた写真を展示する作品展で、A4パネルにした18点の写真が展示されています。
写真の撮影者であるnanonya.Akiさんは、自身でも18歳のチンチラゴールデンと14歳のチンチラシルバーを飼っている愛猫家で、全国のカフェ猫、保護猫、地域猫、島猫、さくら猫、外で暮らしている猫などに会いに行き、ねこミュニケーションを楽しみながら「猫と人との心地よい暮らしを探求すること」をライフワークに活動。日本愛玩動物協会の1級愛玩動物飼養管理士でもあります。
2017年に猫の日イベントとして依頼を受けたことをきっかけに写真展をスタート。今年の2月には猫の日にちなんだ写真展「ねこめせん」を、現在は8月8日の世界猫の日にちなんで「ねこめせん」の続編を開催中。今回は3回目となる展示会で、写真のテーマは毎回「猫の目線、保護猫、人と猫のしあわせ」をキーワードに設定しています。
撮影する時には「1匹ごとに魅力的に写る表情や角度、姿勢が必ず見つかる」というワクワクした気持ちを大切にしていて、自分自身が楽しいと感じていることが猫にも伝わると思いながら撮影しているのだとか。
その撮影方法は正に「ねこめせん」。
まずは、のんびりとリラックスしている様子の猫に「こんにちは~」と少し遠くから挨拶。「このカメラで撮っても良いですか?」と訊ねて、OKをもらってから撮影を開始。猫から「嫌だな」という雰囲気が伝わってきた場合には「今は嫌なんだね、やめておくね」と伝えて、一旦撮影を終了。
一見、大らかそうに見える猫でも実際にはとても繊細なため、物理的な距離と心理的な距離の取り方を微調整しながら、お互いが気持ち良い時間を共有できることを重視して撮影を行っています。
会場には、そんな猫と対話を重ねながら撮影した写真が展示されていて、猫のしなやかな体、透き通る瞳、表情豊かなヒゲや耳、物言うシッポ、上品な口元、個性的な柄の毛など、猫を愛する人なら思わず見とれてしまう可愛い猫たちの作品を鑑賞することができます。
猫の行動をよく知っている人には「こういう事あるある!」と笑えるショットをはじめ、猫のことをあまり知らない人にとっては「猫ってこんなに可愛らしい仕草ををするんだ!」と思えるような、意外性のあるショットも展示。
作品には、それぞれの猫たちがこれまで生きてきたストーリーを想像しながら、その目線の先に広がる世界が幸せなものでありますように・・・との撮影者の願いが込められています。
会場は愛知環状鉄道線・末野原駅の近くにある、末野原交流館。
交流館という場所を選んだのは、夏休み中の子どもや家族、地域の人などたくさんの人々に見てもらい、保護猫の存在について知ってもらうため。そして人と猫がお互い幸せになる関係について、語り合ったり思いを巡らせるきっかけになって欲しい、との思いから。
興味を持った方は足を運んでみては。
イベント概要
いまはとってもhappyにゃんずの写真展「ねこめせん2」
~安心してくらせるってしあわせ~
期間:2018年8月2日(木)~8月30日(木)
時間:9:00〜21:00
休み:月曜
入場:無料
会場:末野原交流館 1階ロビー
愛知県豊田市豊栄町11-36-1
写真提供: ©️2018Aki Nakao