無類のネコ好き浮世絵師・歌川国芳の作品「猫飼好五十三疋」をモチーフにしたハンコが登場
江戸時代の浮世絵師・歌川国芳(くによし)が描いた「猫の絵」をモチーフにしたハンコが登場しました。
斬新な発想で多くの作品を生み出し「奇想の絵師」とも呼ばれ人気を博した歌川国芳。猫を抱えながら作品を制作していたと言われるほど猫好きな浮世絵師としても知られ、最近は猫ブームも相まってその作品は人気が高まっています。
そんな国芳が描いた作品のひとつに、「猫飼好五十三疋(みょうかいこうごじゅうさんびき)」という猫の絵があります。
これは、江戸から京までの道中にあった53の宿場、東海道五十三次(とうかいどうごじゅうさんつぎ)に、日本橋と京を加えた55の宿場名をもじって、55種類の猫の仕草を絵で表現した国芳らしいユーモアのある作品。
例えば、日本橋(にほんばし)という宿場名では「二本だし」ともじって二本の鰹節を盗み食いしている猫を描いたり、吉原(よしわら)という宿場名では「ぶちはら」ともじってブチ模様の猫のお腹が描かれるなど、宿場名がダジャレのように面白可笑しく表現されています。
この東海道五十三次に登場するさまざまな猫たちを、パロディとしてアレンジしてイラスト化したのが、「五十三疋(ひき)のねこずかん」というハンコです。
ぜんぶで55種類のイラストから選べるこのハンコは、国芳が描いた作品と同じく、東海道五十三次に登場する日本橋から京までの宿場名をもじった名前が、それぞれの猫イラストに付けられています。
ハンコのフォントは下記、イ・ロ・ハの3種類から選ぶことができ、いずれも猫のイラストを引き立てるフォントデザインになっています。
国芳の作品が好きな人や猫好きな人にとっては興味を惹かれそうなアイテムであるものの、いったいどこで使うのか・・という点も気になるところですが、このハンコはヤマト運輸や日本郵便、佐川急便などで荷物の受領印として利用できるほか、スルガ銀行・八十二銀行を除くほとんどの金融機関で銀行印として登録することもできる意外と実用的なアイテムです。
そのほか、職場や学校などでちょっとしたメモ書きに、署名代わりとしてポンッと添えても面白そう。
また、猫好きな人が集まるお店やイベントなどであれば、スタンプ代わりに押してもらと来店客や来場者の人々に喜ばれそうなアイテムですね。
出典:prtimes.jp