高知県と高知市が猫の不妊手術費用の助成を受付中
高知県は猫の不妊手術費の助成について、平成28年度の受付を4月11日から開始しました。
高知県小動物管理センターによると、猫の殺処分数は年々減少していますが、まだ多くの猫がセンターに持ち込まれていて、そのうちの9割以上は野良猫が産んだ子猫や捨てられた子猫がほとんどだとしています。
■高知県の猫の殺処分頭数
2012年 3,487頭
2013年 2,338頭
2014年 2,140頭
2015年 1,717頭
引用:高知県小動物管理センター
高知県は猫の殺処分を減らす方法として、平成26年度からメス猫の不妊手術費の一部を負担する「不妊手術推進事業」を行っており、平成26年度は554匹、平成27年度は581匹が助成によって不妊手術を受けています。
なお、高知市においては高知県とは別に独自の助成を行っており、助成対象の猫、助成金額、申請方法などが異なりますのでご注意ください。
高知県の助成金(平成28年度)
■申請受付期間
2016年4月11日〜2017年2月28日まで(予算がなくなり次第、受付を終了)
■対象の猫
メス猫のみ
■助成内容
・飼い猫: 1匹6,000円
・飼い猫以外: 1匹10,000円
※飼い主のいない猫については、不妊手術済みであることがわかるように、手術時に耳に「V字カット」が施されます。
■助成の適用条件
事前(手術前)に申請が必要で、下記いずれかのメス猫のみ対象となります。
・高知県内(高知市を除く)に居住している人が高知県内で飼育しているメス猫
・高知県内で生息する飼い主のいないメス猫のうち、申請者が糞尿の清掃その他地域環境の改善の取組を行う猫
■手術を受ける病院
不妊手術は公益社団法人高知県獣医師会が指定する動物病院でのみ受けることができます。
■申請方法
申請書に記入し、猫の生息地を所管する福祉保健所に運転免許証等本人確認ができる書面と一緒に持参します。持参以外(郵送やFAX等)の方法は受付できません。
申請書は各福祉保健所、県食品・衛生課で配布しているほか、公式HPからもダウンロードできます。
高知市の助成金(平成28年度)
■申請受付期間
2016年4月1日〜2017年3月31日(予算がなくなり次第、受付を終了)
■対象の猫
メス猫またはオス猫
■助成内容
・不妊手術: 1匹6,000円(上限)
・去勢手術: 1匹4,000円(上限)
■助成の適用条件
高知市に住民登録があり、「猫を飼っている人」または「飼い主のいない猫を飼養管理している人」で、以下の事項への同意が条件となります。
- 猫を飼っている人
1.終生飼養すること
2.しつけ等を行い,近隣住民に迷惑をかけないよう努めること
- 飼い主のいない猫を飼養管理している人
1.トイレの設置,餌の適正な管理等,周辺環境の美化を図ること
2.近隣住民の理解を得るよう努めること
3.耳カット等,猫に不妊去勢手術済みであることが分かる識別措置をとること
(特別な理由があると認められる場合を除く)
■手術を受ける病院
手術を実施する動物病院の指定はありません。
ただし平成28年4月1日から平成29年3月31日までの間に手術を実施する必要があります。
■申請方法
下記書類に必要事項を記入のうえ,生活食品課に提出します。
(1)領収書(不妊・去勢手術を実施したことが分かる領収書原本)
※領収書のコピーでは受付できません
※レシートのみでも受付できません。
(2)印鑑(認め印可)
(3)補助金振込みのための口座番号等が分かるもの
(4)高知市猫の不妊・去勢手術費補助金交付申請兼請求書
申請書は公式HPからダウンロードできます。
高知県:http://www.pref.kochi.lg.jp/soshiki/131901/huninjigyou.html