映画「旅猫リポート」カナダの国際映画祭で人気投票による銅賞を受賞

俳優の福士蒼汰主演で10月に公開予定の映画「旅猫リポート」が今月、第22回ファンタジア国際映画祭で「Bronze Audience Award for Best Asian Film」を受賞したと発表されました。

主人公の悟を演じる福士蒼汰と猫のナナ by 映画「旅猫リポート」のワンシーン

ファンタジア国際映画祭はカナダ東部に位置するケベック州最大の都市・モントリオールにて1996年に始まった国際映画祭で、現在は北米最大のジャンル系映画祭としてアジアやヨーロッパ、北米の作品を中心に約400点もの映画を上映。会期中は10万人にのぼる人々が会場を訪れています。

第22回目となる今年は、7月12日~8月2日までの日程で開催され、映画「旅猫リポート」も選出。

本映画は有川浩さんによる原作が世界16ヶ国で翻訳・発売されており、イギリス最大の書店チェーン・Waterstonesの「The Best Fiction of 2017」に選ばれるなど、国内外を問わず多くの人々に感銘を与えている小説の実写映画化ということで期待値も高く、カナダでの世界初上映に多くの関心が寄せられていました。


その結果発表が先日行われ、観客によるアジア映画の人気投票で「Bronze Audience Award for Best Asian Film」を受賞したことが発表。

<受賞作品>
Gold Award:『1987、ある闘いの真実』
Silver Award:『カメラを止めるな!』
Bronze Award:『旅猫リポート』

映画祭で実際に本作を鑑賞した観客からは、「ナナ(猫)の可愛さに前半には笑いが起こり、最後にはナナに心を奪われた」「ストーリーの最後に衝撃を受け、会場が感動に包まれた」「こんなに泣いた映画は初めてだ」などのコメントが聞かれたほか、現地の会場にいたスタッフからは「映画でこんなにも多くの人が涙を流しているのは初めて見た。」と驚いた様子も伝えられています。

今回は映画祭ということで一足先に限定上映が行われましたが、日本での一般公開予定日は2018年10月26日(金)となっています。

<ストーリー>
元野良猫のナナは、交通事故にあったところを心優しい猫好きの青年・悟に助けられ、5年間、飼い猫として幸せに暮らしてきた。とある事情でナナを手放さなくてはならなくなった悟は、新しい飼い主を探す旅に出る。

「さあ行こう。これは僕らの最後の旅だ」

悟とナナは、悟の小学校時代の親友、高校時代の初恋の人など悟がこれまでの人生で出会った大切な人たちを、順に訪ねていく。それは図らずも悟の人生を振り返る旅となる。強い絆で結ばれた1人と1匹のおかしく、切なく、あたたかい物語。

旅の終わりに明かされる、悟の「秘密」とは・・・

題名:旅猫リポート
原作:有川浩「旅猫リポート」講談社文庫
出演:福士蒼汰 高畑充希(声の出演)ナナ
  :広瀬アリス 大野拓朗 山本涼介
  :前野朋哉 竹内結子
監督:三木康一郎
脚本:有川浩 平松恵美子
音楽:コトリンゴ
公開:2018年10月26日(金) 全国公開
©2018「旅猫リポート」製作委員会 ©有川浩/講談社

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