劇場版「にゃん旅鉄道」猫の声役に上坂すみれ・榎木淳弥らを起用!出演者インタビュー記事も公開(2)

本記事は2022年夏に公開予定の映画「劇場版 にゃん旅鉄道」出演者インタビュー記事の後編です(前編はこちら)。

上坂すみれ(ぴーち役)

声優・上坂すみれのプロフィール写真
上坂すみれ

芦ノ牧温泉駅の看板猫、元施設長「ぴーち」
元施設長「ぴーち」

Q:演じた猫の印象
ぴーちは次男猫で、らぶの弟、さくらのお兄ちゃんという感じで、すごく次男っぽい性格だなと感じました。普段は基本的に眠っていたりマイペースだったり、駅長の仕事はお兄ちゃんに任せて、さくらの面倒はなんだかんだ見てあげるような、のんびりしているように見えて、2匹のことをよく見ている猫だと感じました。ぴーちは賢い猫のイメージがあります。すごく人見知りだけど人がいないときにパトロールをしているなど、熱心な一面もあったりして、ただボーっとしているだけじゃないというのが、この作品でも描かれていて可愛いと思いました。

Q:猫とのエピソード
実は、小さい頃から犬を実家で飼っていて、ずっと犬派でした。猫はあまり縁がなかったのですが、仕事を始めてから、仕事帰りに寄ったペットショップで、偶然、今飼っている猫を見かけました。シンガプーラの男の子で当時3か月くらいです。時間は17時ぐらいで、子猫はみんな昼寝していたのですが、その猫だけ飛び跳ねていて「なんて元気なんだろう。まるで犬みたい」と思って、実家の犬を思い出しました。翌日にはその猫をお迎えするという、すごく運命的な出会いをしました。猫は仕事から帰るといつもお迎えしてくれます。私は家で晩酌をするのですが、ソファでうっかり寝ちゃうと起こしてくれるんです。すごく面倒見がよい猫で、猫にお世話をされている毎日です(笑)。

Q:作中の会津の風景
紅葉・桜・雪の情景・色がきれいと感じました。空の風景もすごく澄んでいるし、空気がすごくきれいなんだろうなというのが、映像だけでも伝わってきました。その景色の中を、のんびりと猫が歩いていたり、草を噛んでいたり。東京だと街に猫が歩いていると「大丈夫かな」と思ってしまうが、猫も安心して散歩できるくらいのどかで素敵なところです。さっき、らぶ駅長に会いましたが、すごく穏やかな猫だと思いました。素敵な環境で優しい人にたくさん触れて育ったからこそ、らぶみたいな穏やかな猫に育つのだと思います。土地のもつ優しさや美しさを映像からも感じました。

Q:映画の見どころ
私もイチ猫好きとして、映像を確認しながらニコニコしたり、ウルウルしたりしました。脚本が素晴らしくて没入感があり、自分も駅のお客さんや猫になったような気持ちで観られる世界観になっています。会津の美しい四季と、駅を取り巻く人たちの温かさ、ねこの兄妹の触れ合い、全てが「少し疲れたな」と感じる人にとって、癒やしになると思います。大スクリーンで猫の実写を見ることはあまりない機会だと思うので、本当に素晴らしいヒーリングになると思います。ぜひ映画を見てほしいです。この映画を見てほっこりしたなら絶対に猫派だと思うので、ぜひ猫派になっていただきたいなと思います。

明坂聡美(さくら役)

声優・明坂聡美のプロフィール写真
明坂聡美

芦ノ牧温泉駅の看板猫、アテンダントの「さくら」
アテンダント「さくら」

Q:演じた猫の印象
さくらは一番の末っ子で妹です。長男(らぶ)がしっかりもの、次男(ぴーち)がぼやっとしているけど天才肌。末っ子のさくらは本当にやんちゃで冒険心もありますが、大きな音は怖がっちゃう、子猫らしいかわいらしい一面もたくさんあります。お兄ちゃんたちのことが大好きで、すごく愛くるしい、かわいらしい末っ子感のある猫だなと思います。

Q:猫とのエピソード
中学生くらいから実家で猫を飼っていて、現在も猫を飼っています。中学の頃に飼っていた猫がヒマラヤンの猫で、事務所に入るオーディションで、その猫を抱いて撮った写真がそのまま通過したりとか、守り神的な招き猫でした。その猫は18歳で亡くなったのですが、ばす駅長も18歳で亡くなったと聞いて縁を感じました。

Q:作中の会津の風景
会津若松の四季がはっきりしていて驚きました。東京に住んでいるとゲリラ豪雨や突然の春からの夏のような、あまり四季を感じることが少なくなっていると感じます。猫たちがよじ登っていた桜や、冬に雪に埋まりながら、駅を一生懸命パトロールする姿を見ていると、懐かしいようなうらやましいような光景で、「会津に行ってみたいな」と思いました。個人的には温泉も大好きなので、「こんなきれいな景色の中で温泉に入れるなんて最高だな」と思い映像を見ていました。

Q:映画のみどころ
最初に映像を確認した時、セリフを読まなければいけないのに、そのままぼーっとしながらご飯を食べだしてしまい、結果、映像を全部見終わっていました(笑)。ひたすら癒されて、かわいいという思いでした。駅を使っている方々や駅で働く方々とのふれあい、猫たちがだんだんと成長していく姿や、ばす駅長からつないできた絆みたいなものが、四季折々、春夏秋冬の中に見えてくるので、ただただ癒されました。「こんな穏やかな時間を過ごせたのは久しぶりだな」と思いながら映像を見ていました。みなさんも、疲れた現代人・・・ではないですけど(笑)、鬱々とした気持ちやつらいことがある時でも、劇場に入って、みんなで同じ気持ちを共有し、人の温かさと四季の温かさ、猫の穏やかさに癒されて、ほっとして帰っていただければと思います。

また、「劇場版 にゃん旅鉄道」の主題歌を担当することが決まっているシンガーソングライターの大黒摩季さんからも、楽曲に込めた思いなどについて語ったコメントが発表されています。

大黒摩季のプロフィール写真
大黒摩季

大黒摩季:このたびは劇場版にゃん旅鉄道の主題歌を担当させていただきました。タイトルは「今そこに君がいる 今ここに僕がいる」という曲です。

6匹ねこを飼っておりまして、今までは自分から見たねこへの思いをいっぱい書いてきたんですけど、生まれて初めて、ねこになったつもりでラブソングに挑戦しました。人間のラブソングにも仕上がっておりますけども、「にゃん旅鉄道」に出てくるキャスト・ねこちゃんたちが、こう思っているんじゃないかということをイマジネーションして、心を込めて作らせていただきました。是非、そういったところも注目して聞いていただければと思います。

今、人間の社会は深い問題ばかりですが、この「にゃん旅鉄道」で純粋に、ピュアに、スイートに一生懸命頑張っているねこの姿をみて、心洗われたり、勇気や希望をもらったり、感動してハートをやわらかくしていただければと思います。

<映画概要>
タイトル: 劇場版「にゃん旅鉄道」
公開予定: 福島県で先行上映
      7/22(金)郡山テアトル
      7/29(金)フォーラム福島,まちポレいわき
      ※以降全国で順次公開
主題歌 : 「今そこに君がいる 今ここに僕がいる」
作詞作曲: 大黒摩季、編曲/塚崎陽平(※)、唄/大黒摩季(Being)

インタビュー記事の前編(南條愛乃・榎木淳弥)はこちら

<参考>
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©五十嵐健太/劇場版「にゃん旅鉄道」製作委員会

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