かわいい茶トラの背中をモチーフにした焼き菓子「にゃんこのサブレ」
石川県に8店舗を展開する洋菓子工房「ぶどうの木」から9月20日、丸みを帯びた猫の背中をモチーフにした焼き菓子「にゃんこのサブレ in Kanazawa」が発売されました。
猫の焼き菓子といえば、猫の顔や肉球、シルエットなどをモチーフにしたものが多いですが、これは「猫の背中」がデザインされた珍しいお菓子。
猫の背中は表情が見えない分、何も考えずにぼーっと何処かを眺めているような姿や、しょんぼりと落ち込んでいる姿にも見える、ネコ好きな人にとっては想像力を掻き立てられる対象でもあります。
今回発売された「にゃんこのサブレ in Kanazawa」は、そんな猫の背中を目で見て舌で味わいながら楽しめるとあって、ネコ好きな人に喜ばれそうな焼き菓子ですが、もともとは金沢・石川の新しいみやげ菓子として発売されたもの。
実はこのサブレ、今年2月に発売された同じく猫の背中をモチーフにした洋菓子「にゃんこのバウム in Kanazawa」の続編となる製品で、第1弾のバウムは平たく焼き重ねた塩キャラメル味のバウムクーヘンにトラ猫が隠れていて、ゆっくりと切抜きを外していくとトラ猫のシルエットが現れるユニークなお菓子でした。
第2弾となるサブレも猫の見た目はそっくりですが、良質なバターと石川県の能登塩を使用した素材の美味しさが光るシンプルなバターサブレとなっています。
また、このサブレには地元詩人の詩にちなんだストーリーが設定されていて、以下の物語が商品パッケージに記載されています。
トラのしょっぱい思ひ出
~文豪・室生犀星(むろうさいせい)編~能登生まれ、金澤育ちのにゃんこ、トラ。
ひょんなことから故郷「わじまの朝市」を訪れますが
寂しかった子猫時代が偲ばれます。ふるさとは 遠きにありて 思ふもの
…遠きみやこに かへらばや日本海の荒波を横目に
世に聞こえた金沢詩人の詩(うた)を胸に刻みます。
そして、近江町から東茶屋街へのいつもの散歩中に
浅野川大橋から望む美しい川の流れに思いを馳せて
たくさんの仲間たちが待つ金沢の街への帰路を急ぐのでした。そんなトラのしょっぱい思い出のようなにゃんこのサブレ。
能登塩を忍ばせたシンプルな生地に
ほんのりビターなチョコレート生地を流して焼き上げた
香ばしいバターサブレです。
上記のストーリーでも触れているように、「にゃんこのサブレ」は子猫時代の故郷を偲びながらも強く生きるトラの姿を表現したものだったんですね。
価格は1枚195円、3個入りは648円で、石川県内にある「洋菓子工房ぶどうの木」8店舗で販売されているほか、10月中には5個入りも発売される予定となっています。
地元のネコ好きさんはもちろん、石川県を訪れた際には探してみては。
品名:にゃんこのサブレ in Kanazawa
寸法:50×80×高さ145(パッケージ)
:90×60×厚さ5㎜(本体)
価格:1枚入り 195円(税込)
:3枚入り 648円(税込)
発売:2018年9月20日
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