新感覚ホビー!猫のフィギュアにプラモデルを装着する「ねこぶそう」
猫のフィギュアにプラモデルを装着して楽しめる玩具「ねこぶそう」が8月31日に発売されました。
「ねこぶそう」とは、ねこのお世話をするために開発された装置(=ぶそう)を、ねこが身にまとった状態のこと。一見すると猫が「武装」しているようにも見えますがそうではなく、「ぶそう」はBuild Up Support Operation Unit (=強化型支援作業装置)の頭文字を取ったのもの。
ねこの可愛さに魅了された人類が世界中の科学技術を結集して作り上げた、ねこの生活を豊かにしたり遊び道具になる支援メカのことで、具体的にはねこのお世話をする装置(=ぶそう)とそれを猫が装着するための特殊ウェア(=ジャケット)から構成されている・・そんな世界観を猫のフィギュアとプラモデルで表現した製品なのです。
種類は装備が標準的な「並盛りA」「並盛りB」「並盛りC」「並盛りD」、全部で4種類の「ぶそう」がラインナップ。いずれも「ぶそう」単体ではメカの役割を果たすほか、ジャケットと一緒に装着して「ねこぶそう」の状態になった場合は、パーツを組み換えることにより2つのパターンに形態を変えることができます。ではひとつずつ見ていきましょう。
ねこぶそう 並盛りA
並盛りAはグレーのねこ1体と、主にキャットフードを放出する「ランチャーメカ」のぶそうがセットになったアイテム。
ジャケットと併用することにより、ねこの集会を撮影するのにピッタリな「ねこカメラマン」と、カリカリなどのご飯を出してくれるランチアイテム「ねこランチャー」の2つに変形することができます。
ねこぶそう 並盛りB
並盛りBはシロねこ1体と、迷子ねこの捜索に使える「ヘリメカ」のぶそうがセットになったアイテム。
ジャケットと併用することにより、空中散歩を楽しめる「ヘリねこプター」と、他のねこさんのコリをほぐしてくれる「ねこマッサージ」の2つに変形することができます。
ねこぶそう 並盛りC
並盛りCは茶トラねこ1体と、ねこの水分補給に役立つ「タンクメカ」のぶそうがセットになったアイテム。
ジャケットと併用することにより、タンクに入った水を放射してお掃除する「ねこクローラー」と、ねこを乗せて空中散歩を楽しめる「ねこドローン」の2つに変形することができます。
ねこぶそう 並盛りD
並盛りDはクロねこ1体と、周辺環境のパトロールに使える「ジェットメカ」のぶそうがセットになったアイテム。
ジャケットと併用することにより、ねこを強く大きく見せてくれる「ねこビースト」と、ひとりになりたい時に便利な「ねこシールド」の2つに変形することができます。
それぞれの「ぶそう」同士を組み合わせると、さらにねこの生活が便利になるアイテムにカスタマイズすることもできるので、製品を買い足すことで遊びの幅が広がるような設計となっています。
並盛りの4種類以外に、一箱ですべてのぶそうが揃う「てんこ盛り」のセットも同時に発売。
ハチワレくつしたの猫1体と、「ランチャーメカ」「ヘリメカ」「タンクメカ」「ジェットメカ」のぶそう4種、さらにネコ缶ポッド×2がセットになっていて、組み立てるとすべてのねこの憧れ「ねこフルぶそう」に変身することができます。
「メカを装着したねこ」という独特な姿が目を引く一方で、個々のアイテムは細部にまでこだわっていて、ぶそうのプラモデル部分はロボットプラモデルのデザインなどを手がけるフリーモデラーのフクダカズヤ氏がデザインを担当。緻密なメカ造形とユニークな合体形態を追求した作りとなっているほか、ねこのフィギュアはねこ造形作家として活躍している森口修氏が原型を制作。
表情や毛並み、肉球など細部に至るまでクォリティにこだわった作りになっています。
なぜこのような製品が誕生したのか、発売元のバンダイスピリッツにうかがってみたところ「かわいいねこが武骨なメカを身に付けたら、きっとかっこよくてかわいい商品になるはず!」という発想からはじまったシリーズなのだとか。
また、パーツの形状やパッケージには、ねこ好きな人にとってはお馴染みの「あるあるネタ」が散りばめられていて、例えば、ねこが身に着けるジャケットのパーツは「コタツ・段ボール箱・キャリーケース」をイメージして制作。ねこが潜りこみそうな場所からヒントを得たものになっているなど、こうした「ねこあるある」を探してみるのも面白そうです。
ねこぶそうは説明書に記載されている形態以外にも、パーツを組み替えて色々な形を表現することができるので、オリジナルのカスタマイズ(ニャスタマイズ)を楽しんでみては。
ねこぶそう:1個540円(税込)
ねこフルぶそう:1個1,499円(税込)
※本記事の画像は試作品です。
画像提供:©BANDAI SPIRITS 2018