コバルトブルーの海に囲まれた猫島「田代島」に仙台駅からの直行便が登場&往復ツアーも発売

日本の猫島のひとつに数えられる宮城県の「田代島(たしろじま)」。現在、6月〜8月にかけて仙台駅からの直行便ツアーが発売されています。

石巻市・仙台湾内に浮かぶ田代島は歩いて2〜3時間ほどで一周することができる程の大きさの島。

石巻市・仙台湾内に浮かぶ田代島の風景

主な産業は漁業でもともと釣りスポットとして有名な場所ですが、猫を大切にする習慣があったことから個体数が増えていき、その様子がテレビなどで取り上げられてからは「猫の楽園」と呼ばれて注目されるようになりました。近年では猫たちを目当てとした観光客が日本のみならず、海外からも訪れる島として知られています。

観光客を見つめる田代島の猫

一般的に田代島に行くには、石巻駅からバスやタクシーで15分ほどの距離にある「網地島ライン埠頭」から40分ほどかけてフェリーに乗って行くことになりますが、遠方から訪れる場合はまず仙台駅にアクセスして、そこから電車や高速バスで1時間ほどかけて石巻駅に移動し、その後、バス等で乗船場に向かうことになるため、決してアクセスが良いとは言えません。

また、田代島へのフェリーは1日に3便(3往復)しか出ておらず、行き帰りの移動手順や時間に気を配りながらの旅となるため、田代島に行ってみたいけれど二の足を踏んでいるという方もいるのでは。


現在販売されているツアーでは、仙台駅からフェリー乗り場まで直行する貸切バスを運行。ツアー料金には貸切バスの往復代金、フェリーの往復運賃、添乗サービス料などが含まれているため、仙台駅から先の細かな移動スケジュールやチケット手配などを心配をする必要がなく、猫島を楽しむことに専念することができます。

田代島でのんびり暮らす猫たち

また、田代島では昨年、元は小中学校であった自然教育センター跡地に島の魅力を伝える「島のえき」がオープン。

東日本大震災以来、田代島の復興のために活動を続けてきた「田代島にゃんこ共和国」の人々が管理している施設で、季節に応じて田代島で獲れた海産物などの販売が行われているほか、トイレなどを備えた休憩処としても利用でき、お店や休憩場所が少なかった田代島への観光客にとっては嬉しいスポットが誕生しています。

ツアー主催社によると、震災から6年が経過した石巻では依然嵩上げが続き、刻一刻と地形が変わっている状況で、そうした現地の状況を実際に目にしていただくためにも、ぜひ、訪れて欲しいと呼びかけています。

猫島・田代島の漁港にいる猫

<ツアー料金>
大人1名 7,800円
小人1名 6,600円(小学生以上)

■2017年 6月便
2017年6月24日(土) 7:00発予定
ツアー詳細

■2017年 7月便
2017年7月22日(土) 9:30発予定
ツアー詳細

■2017年 8月便
2017年8月26日(土) 7:00発予定
ツアー詳細

定員はいずれも40名となっていますので、興味のある方はチェックしてみてはいかがでしょうか。

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