「これは気付かない」「まったく違和感なし」完全に気配を消した猫ちゃん、置物と化した姿に爆笑の嵐
猫は獲物に気づかれずに近づくため、自らの気配を消す能力を発達させてきた動物。そして現代に生きる室内飼いの猫であっても、その名残を感じさせる行動を見かけることがあります。
白猫のリリーちゃんと暮らしている飼い主さんは、先日、気配を完全に消して置物と化した愛猫の姿を目撃してしまったと言います。
写真の真ん中に写っているホワイトカラーの収納家具。その中には猫のカレンダーやカメラ付きの給餌器など、白色系のアイテムがたくさん入っていて統一感を感じられますが、その左側に空いたスペースにひっそりと佇んでいるのが白猫のリリーちゃん。
身体の色やサイズが収納家具にぴったりフィットしていて、とても自然な収まり具合なほか、両手を丁寧にそろえてピタッと静止している姿は置物感たっぷり。まるでオブジェのような存在感で周囲に溶け込んでいて、このまま微動だにせず座っていたら本物の猫であることに気付かれないかもしれません。
このエピソードを飼い主さんがSNSのXに投稿したところ、5万件近くの”いいね”が寄せられるほどの大反響。写真を見たユーザーからは「これは気付かない」「まったく違和感なし」「完全に溶け込んでる」「エジプト土産の置物みたい」など、たくさんのメッセージが書き込まれて注目を集めています。
ジャストフィット
いないと思って探してたら、気配消して置き物になってた😆 pic.twitter.com/f1pxq1JlvT— しんばぷー (@shinbaba10) May 12, 2024
それにしてもこのリリーちゃん。なぜこの場所で置物みたいになっていたのでしょうか。
写真を撮影した飼い主さんに話を聞いてみると、この直前、同じ部屋でもう一匹いるネコの相手をしていたところ、ふと「いないなぁ」と思ってリリーちゃんのことを探していたと言います。
最初はあまりの気配の消しっぷりに分からなかったそうですが、よく見ると収納家具に溶け込んでいる愛猫の姿に気づいた飼い主さん。「しっくり家具の一部になってるようで、面白いなと感じました。」と第一印象を語ったうえで、「真顔でスンと座ってるので、面白い構図だと思って写真を撮りました。」と発見当時の様子について振り返ってくれました。
一方、気配を消していた猫ちゃんの気持ちについては、「居心地が良かったのかもしれません。」と推測。もともとこの場所が気に入っていて、普段からさりげなく座ってることも多いため、本人にとっては自然な過ごし方だった様子。
この後も2〜3分ほど動かないまま置物化していたのだとか。
リリーちゃんは7歳の女の子。温厚だけど天真爛漫な一面もあり、普段お家の中ではよく遊んで過ごしているのだそう。飼い主さんがリリーちゃんと出会うことになったのは、保健所に収容された猫の保管期限が切れてしまうことを知らせる情報をSNSで偶然見かけたのがきっかけ。心配になった飼い主さんはすぐに保健所までお迎えに行ったと言います。
幸運にも命を救われたリリーちゃん。今では飼い主さんにとってかけがえのない家族なのだそうで、「子供と同じ感じです。毎日可愛い姿や仕草を見せてくれて癒して貰ってます。」と、愛猫への思いを語ってくれました。
取材協力:しんばぷー(@shinbaba10)さん