「うちの猫が棒になってる!」きょとん顔で真っ直ぐに伸びた黒猫サンゴロウ君、その仕草に隠された気持ちとは?

猫は寝ている時も起きている時も、やわらかな丸みを帯びたボディラインを感じられるのが一般的。しかし、時にはそうではない状態で横たわっていることもあります。

モフモフな毛に覆われた黒猫のサンゴロウ君は、先日、棒のように真っ直ぐになっているところを目撃されてしまいました。

棒のように一直線に伸びている黒猫のサンゴロウくん
実際の写真(提供:飼い主さん)

飼い主さんはカメラが趣味で、夜な夜なカメラいじりをするのが日課。その間、サンゴロウ君は決まってソファで丸くなって寝ているのだそう。この日の夜もいつものようにカメラを触っていて、ふと寝ているはずのサンゴロウ君に目をやると、いつの間にかお目々がパッチリ。そして今までに見たこともないくらい真っ直ぐな姿勢で伸びていることに気がついたと言います。

この直前に寝ている時は「寝相のクセが強いなぁ〜」くらいに思っていた飼い主さんですが、目を覚ましたサンゴロウ君の棒状になったポーズと、何とも言えない表情にビックリ。「真剣な顔が面白すぎて思わず写真を撮らずにはいられませんでした。」と目撃当時の様子を振り返ってくれました。

真っ直ぐになる直前のサンゴロウくん
直前の寝ている風景(もともとまっすぐ気味)

それにしてもサンゴロウ君は、なぜこれ程までに真っ直ぐな姿勢になっていたのでしょうか。

その点について飼い主さんに聞いてみると「前足をキュッとしていたので、もしかしたら「お腹撫でて」のポーズだったのかもしれません。」とのこと。確かにお腹を妙に強調しているようなポーズに見えなくもありません。

実際に何を考えていたのかは本人のみぞ知るところですが、このまま2分くらい棒のようになって寝転んでいたというサンゴロウ君。その後、何事もなかったようにソファでくつろぎ始めたので、飼い主さんはソファに座って撫でてあげることに。すると、膝の上に乗ってきてゴロゴロ喉を鳴らしながら甘え始めたサンゴロウ君。やはり飼い主さんに可愛がってもらいたい気持ちから生まれたポーズだったのかもしれませんね。

サンゴロウ君は今月4歳になったばかりの男の子。毎日明け方になると家中を走り回って暴れているけれど、それ以外の時はキャットタワーやソファでゆったりするのがいつもの過ごし方。

お家の中には1歳になる息子さんもいるそうですが、小さな子どもが周りにいても常に落ち着き払っていて、ギュッと鷲掴みにされても気にせずくつろいでいるほどのマイペースぶりなのだとか。

そんなサンゴロウ君は飼い主さんにとって初めて一緒に暮らす猫ちゃんで、かけがえのない大切な家族。しかし、お迎えしてからの日常は必ずしも順風満帆という訳ではありませんでした。

黒猫サンゴロウ君のご尊顔
キリッとした表情の時もあるニャ

と言うのも、お家にやって来てからすぐに肝臓を悪くしてしまい、その影響でお腹の皮が大きく壊死してしまったことから、傷の手当を受ける日々が始まることに。

それから2年以上におよぶ家族の献身的なサポートの甲斐もあって何とか傷を治すことができ、今ではのびのびと自由な寝相で寝られるようになったサンゴロウ君。そんな姿を見ていると飼い主さんは嬉しい気持ちになるのだそうで、「いつまでも自由な寝相で、健康に暮らしてほしいです。」と、愛猫への思いを語ってくれました。

飼い主さんのXアカウントでは趣味のカメラで撮った写真がたくさん公開されていて、時々サンゴロウ君の姿も登場しています。

取材協力:kameyoshi(@kamecamelife)さん

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