お釈迦様とネコの相性は抜群ニャ!癒やし系フォトブック「 ゆるねこ×ブッダの言葉」
人間関係や健康、将来についての不安など、人は生きているだけでさまざまな悩みを抱えてしまうもの。加えて昨年からは新型コロナの影響により対面によるコミュニケーションが制限されがちで、以前よりも鬱屈とした気分を感じながら過ごしている人も多いのでは。
そんな悩みや落ち込んだ気持ちを優しく包み込んでくれるのが、先月刊行された書籍『ゆるねこ×ブッダの言葉』。
ブッダとは、言わずと知れた仏教を開いたお釈迦様のこと。
29歳の時に王族の地位や身分を捨てて出家し、6年間の修行を経て悟りを開いたのち、約45年にわたり人々に教えを説いてまわったという歴史上の人物。その教えは膨大な量にのぼると言われていますが、本書ではブッダの教えを伝える経典の中から、心が穏やかになる46の言葉をピックアップして紹介&解説。
全7章で構成され、各章ごとにテーマに沿った言葉が収録されているため、自身の気になるところから読み始めることができます。
<目次>
第1章 気づき
第2章 善悪
第3章 人間関係
第4章 言葉
第5章 怒り
第6章 努力
第7章 幸せ
例えば第3章の人間関係に収録されている「怒り狂う人を前にして平静を保つ人は、自分と相手両方の利益を守っているのです」という言葉。
ふつう人々は怒りに怒りで対抗し、それが出来ない場合はより弱い立場の人に八つ当たりをしがち。この負の連鎖を止めるため、ブッダは「怒りに怒りで返さないこと」を提案していると指摘。平静を保つことで怒りの延焼を防ぎ、相手の怒りも吹き消してあげる、そうして自他の利益を守るのが知恵ある人の生き方であると説いています。
また、言葉の後には愛らしい表情やしぐさの子猫、ちょっとおまぬけポーズの猫など、可愛らしい猫の写真が添えられているため、ブッダの言葉で心が楽になった余韻に浸りながら、猫の写真にも癒やされる構成となっています。
ブッダの言葉の監修を手掛けているのは、最もブッダの教えに近いとされるテーラワーダ仏教の伝道者で、NHKの番組「こころの時代」にも出演するアルボムッレ・スマナサーラ長老。
祖国スリランカのお寺にいた時も来日してからも猫とは仲間のように接し、仏教の心理を説明するため猫の話をすることもあると語る同氏によると、猫は人間から愛情を引き出す天才で、その愛情を清らかで広大無辺な「慈しみ」へと進化させてくれるのがブッダの教えなのだとか。
そんなブッダの教えを引きながら、現代人の心や気持ちをかき乱す悩みに対処する方法がシンプルに語られている本書。難しい仏教の本を読むのはハードルが高いと感じる人にとっても、気軽にブッダの言葉に触れることができる一冊となっています。
本書の購入者は、猫の写真にブッダの言葉が添えられたパソコン&スマホ用の壁紙をダウンロードできるほか、2021年3月22日(月)までに書店またはオンライン書店で購入してキャンペーンページから申し込むと、書籍の全ページを収録した電子書籍(PDF版)をダウンロードできるプレゼントキャンペーンも期間限定で行われています。
<参考>
・ネコが人生の役に立つ名言をゆる~く解説!哲学入門書『考えない猫が教える脱力系哲学の言葉』
・日本で一番ゆる〜い論語の解説書?かわいい猫の写真と一緒に楽しく学べる「ねころん語」
・猫をイメージして5分でリフレッシュ!猫の写真を眺めながら瞑想を学べる書籍「ねこ瞑想」
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