猫のように生きるのニャ!元ホームレスの男性が野良猫から学んだ教訓本「ボブが教えてくれたこと」
人生のどん底にいた元ホームレスの男性が、野良猫から学んだ人生の教訓を綴った書籍「ボブが教えてくれたこと」が7月31日に刊行されました。
著者は、イギリス・ロンドンでプロのミュージシャンを目指すも夢破れ、家族にも見放されてホームレスとなってしまった男性。
自暴自棄になり薬物中毒で精神的に不安定なまま路上生活を送っていたところ、茶トラの野良猫「ボブ」と運命的な出会いを果たし、やがて2人は支え合い互いの人生を変えていく……そんな元ホームレスと野良猫の心温まる奇跡の友情物語を綴った書籍「ボブという名のストリート・キャット」は全英で150万部を超えるベストセラーとなり、世界30ヵ国以上で翻訳。
続編2冊とあわせ1,000万部を超えるヒットを記録しています。
また、2017年には映画「ボブという名の猫 幸せのハイタッチ」が日本でも上映され、原作者でストリートミュージシャンのジェームズ・ボーエンと愛猫のボブが来日してトークショーを行なうなど注目を集めました。
本書はそんな「ボブ&ジェームズ」の最新刊で、ボブとの出会いや一緒に過ごした時間によって自分自身を見つめ直し、運命を大きく変えることができたジェームスが、ボブから学んだ人生哲学を2人のエピソードに触れながら綴ったエッセイ。
毎日を輝かせるための人生の教訓や、幸福に生きるための知恵の数々が収録されています。
本記事ではその一部をご紹介。
■ときには不安定な要素があってもいい
『先が見えない事態に直面するとそれなりにチャレンジ精神が湧くし、何かを学ぶチャンスにもなる。成長の糧ともなる。さらに、楽しみながら挑戦できれば言うことなしだ。』
■助けを求めるのも勇気
『どん底にいるとき、ぼくらはみな自分の足で立つ強さ、助けが必要なときを知る賢さ、そして何よりも助けを求める勇気を持たなければならない。』
■存在を認めてもらう
『ぼくらはみな、自分の存在を認めてもらいたがっている。ひとりひとりが大切な人であり、かならず誰かから必要とされているのだと。』
ジェームスがボブから学んだ教訓以外にも、2人が来日した時のエピソードなどが紹介されているほか、ボブとジェームズの写真がたくさん掲載されているため、過去のシリーズ本を読んだことがある人や、文字だけの本が苦手な人でも楽しめる一冊となっています。
ぼくは人生のなかで何度も何度も間違った選択をしてきた。けれど、ボブと名づけた茶トラの野良猫を迎え入れるという選択だけは間違っていなかった。ボブといっしょにいることで幾度となく目を見開かされる思いがしたし、前向きに考えることもできた。これまでの10年ちょっとのあいだ、ボブはぼくにとってまさしく師でありつづけてくれた。本物の友情、自由な心、自分を知ること…。
また本書の発売を記念してSNSキャンペーンも実施中。
Twitterの公式アカウント(@tatsumi_ovseas)をフォローして本書の書影を撮影し、その写真をキャンペーンツイートにリプライした人の中から抽選で2名に、ボブ&ジェームズのサイン本「ボブという名のストリート・キャット」をプレゼントしてもらえます。
著者:ジェームズ・ボーエン
訳者:服部京子
仕様:四六判/本文192ページ
発行:辰巳出版株式会社
<参考>
・映画「ボブという名の猫 」のボブが来日
・映画「ボブという名の猫 」メイキング映像を公開
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