猫が魚を食べるようになった理由とは…?人気絵本「ねこがさかなをすきになったわけ」が復刻

猫と魚が繰り広げる、楽しくてちょっぴり切ない物語を描いた絵本作品「ねこがさかなをすきになったわけ」が2019年8月23日に刊行されます。

絵本作品「ねこがさかなをすきになったわけ」の表紙

どこかの国のお城で、仲良く楽しく暮らしていた猫と魚。しかし、ある日とつぜん病気になってしまう猫。いったい2ひきはどうなってしまうの…?

本当は大の仲良しだったのに、なぜ猫は魚を食べるようになったのか。誰も知らない秘密のストーリーが、かわいくてちょっぴり切ない、不思議なおとぎ話になってつづられています。

絵本作品「ねこがさかなをすきになったわけ」の冒頭部分


 

むかしむかし ちきゅうのどこかの あるくにで
ねことさかなは なかよしでした。

「たのしいね。たのしいね」

ねこがおどって さかながうたう

「げんきをだーせーよー♪」

作中に登場する真っ赤な猫をはじめ、ページをめくるたびに登場キャラクターのチャーミングな表情や姿態に惹きつけられる作品で、美しい色彩と味わいのあるタッチ、そして絵本ならではの読む楽しみがぎゅっと詰まった、贅沢な一冊となっています。

絵本「ねこがさかなをすきになったわけ」に登場する王様と猫

絵本「ねこがさかなをすきになったわけ」のワンシーン

本書は、絵本作家として活躍している「ひだのかな代(ひだの かなよ)」さんが2004年に出版して今は絶版になっている同名の絵本作品を、復刊を望む声の高まりを受けて装丁を新たに再出版される書籍で、ねこちゃん新聞2号のおまけ付き。

ひだのかな代さんは自身も猫を飼っている愛猫家で、これでまに「りんごりんごろりんごろりん(新風舎)」「うまれるまえのおはなし(ポエムピース)」「ねこちゃん どうしたの?(みらいパブリッシング)」などの絵本作品を発表し、数多くの賞を受賞。

Instagramにて猫を中心にあらゆる動物が登場するイラスト作品「夫婦ふたりとネコ4匹と」を連載しているほか、AIR-G’ FM北海道の子育て応援番組「にこにこぎゅっ」ではラジオパーソナリティとしても活動しています。

そんな著者のデビュー作を15年ぶりに復刻する本書は、原画の色彩をより大切に再現。

絵本「ねこがさかなをすきになったわけ」に登場する赤い猫

頭をかく猫 by 絵本「ねこがさかなをすきになったわけ」

札幌市手稲区の住宅街の一角にある絵本専門店「ちいさなえほんや ひだまり」では先行発売されるほか、9月には原画展の開催も予定されています。

<ちいさなえほんや ひだまり>
営業:金・土・日・月・祝祭日
時間:10:00~19:00
住所:札幌市手稲区新発寒6条5丁目14-3

書名:ねこがさかなをすきになったわけ
著者:ひだのかな代
仕様:B5判/オールカラー/40ページ
定価:本体 1400円+税
発行:みらいパブリッシング

参考:猫と女の子のかわいい友情を描いた絵本「ねこちゃん、どうしたの?」
(C) Kanayo Hidano/MIRAI PABRISHING

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