猫と女の子のかわいい友情を描いた絵本「ねこちゃん、どうしたの?」

絵本作家・ひだのかな代(ひだの かなよ)さんによる新しい絵本「ねこちゃん、どうしたの?」が2018年7月28日に刊行されました。

猫の絵本「ねこちゃん、どうしたの?」 by ひだのかな代

本書は、ねこちゃんと女の子がお互いのことを大事に思う様子を描いたお話しで、平和な日常を送っていたねこちゃんと女の子にある時、小さな事件が起こります。

包帯ぐるぐる巻きの猫 by 絵本「ねこちゃん、どうしたの?」のワンシーン包帯ぐるぐる巻きになったねこちゃん

女の子に怪我をした理由を説明する猫 by 絵本「ねこちゃん、どうしたの?」のワンシーン怪我をした理由を女の子に説明

女の子に体が嵌ってしまった理由を説明する猫 by 絵本「ねこちゃん、どうしたの?」のワンシーン徐々に理由が明らかに・・・

その事件をきっかけに繰り広げられる友情の姿はクスッと笑ったりホロッときたりする一方で、気持ちを伝えあうことの重要さも表現。うっかり相手を傷つけてしまった時でも気持ちが通い合うことが大切であるということが、ほのぼのした描写とともに描かれています。

<ストーリー>
きずだらけのねこちゃん
なぜ、きずだらけなの?
ののかは心配で
ねこちゃんに質問します
するとそこには
おどろいて笑っちゃう
信じられない理由が!!

「友情」や「一番大切なこと」について思わず考えさせられるストーリーで、子供はもちろん、大人の読者も温かい気持ちに包まれる一冊となっています。また、意外と知られていない猫の驚きの生態などについても描かれています。

本書の著者は札幌市在住の絵本作家、ひだのかな代さん。

絵本作家、ひだのかな代さんの近影ひだのかな代さん

自身も猫を飼っている愛猫家で、これでに「ねこがさかなをすきになったわけ(新風舎)」「りんごりんごろりんごろりん(新風舎)」「うまれるまえのおはなし(ポエムピース)」などの絵本作品を発表。現在はInstagramにて猫を中心にあらゆる動物が登場する「夫婦ふたりとネコ4匹と」を連載しているほか、ラジオパーソナリティや講演活動なども行っています。


8月31日までは、著者の地元・札幌にあるイベントスペース「俊カフェ」で本書の原画展も開催中。

現代日本を代表する詩人・谷川俊太郎さん公認のカフェで、札幌の詩と読み聞かせの発信地でもある同会場では「ねこちゃん どうしたの?」に描かれた原画が展示されているほか、新作をはじめ同店で取り扱っている著者のサイン本を購入することも可能。

本書の発売を記念した「ねこちゃんしんぶん」や、書き下ろしのポストカードなども無料で配布されています。

札幌のイベントスペース「俊カフェ」で開催中の「ねこちゃん どうしたの?」原画展開催中の原画展

また、25日には著者による猫トークイベントも予定されています。

■「ねこちゃん どうしたの?」原画展
期間:2018年7月24日~8月31日
入場:1オーダー制

■ひだのさんと、ねこちゃんトーク@俊カフェ
日程:2018年8月25日(土)
時間:10:30~12:00
料金:2,000円(1ドリンク付き)
定員:15名(詳細はFacebookまたは電話で問い合せ)

会場:俊カフェ

札幌市中央区南3条西7-4-1
KAKU IMAGINATION 2F

(C) Kanayo Hidano/(C) MIRAI PABRISHING

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