アップルストアの店内に猫がいた!肩に乗せた猫とショッピングを楽しむ驚きの光景に5万いいねの大反響
アップルストアは米Appleによって運営されている直営の販売店。
MacやiPhoneなどの製品を直接触って体感したい人々がやってくる場所ですが、今週、台湾のアップルストアには意外なお客さんがやって来たようです。
ここは台北市信義区の超高層ビル「台北 101」の中にあるアップルストア。シンプルな内装の店内には、がっしりとした木製テーブルの上にApple製品が展示されていて、如何にもアップルストアらしい光景。店内はお客さんで賑わっているような雰囲気ですが、写真を見てギョッとするのが手前の男性。なんと肩に猫ちゃんを乗せているのです。
日本だったらすぐさま人だかりが出来そうな状況ですが、周りにいるお客さんたちの視線は猫ちゃんの方に向けられておらず、自然体なように見えます。台湾ではそれほど珍しい光景ではないのか、それとも単に周りが気づいていないのか。アップルストアに猫がいるという現実離れしたシチュエーションに見ているだけでドキドキしてしまいます。
SNSのXで日本語と共に投稿されたこの写真は、5万件の”いいね”が寄せられるなど大きな注目を集めていますが、写真を見たユーザーの中には「台湾に何度も行ったことがあるけど見たことがない」という人から、「台中のモールで肩に猫が2匹乗っているのを見たことがある」という人まで、台湾を訪れたことがある人々から様々な反応が寄せられています。
台湾に住んでから
— 陳幻柔 (@chenmari07) July 10, 2024
鳥類、モモンガ、ミーアキャットなどの動物を肩に乗せてる人をよく見かけるんだけど、なんでなんだろう
アップルストアに肩乗り猫がいるのも謎だけど、もっと謎なのが動物があちこち行っちゃわないで大人しくしてる事 pic.twitter.com/nOtUnBiwYU
この写真を撮影したのは、台湾生まれで日本育ちの陳幻柔さん。2015年くらいからは台湾に住んでいるのだそうですが、街中では鳥類やモモンガ、ミーアキャットなどの動物を肩に乗せている人をよく見かけると言います。
しかし、アップルストアの中にいるとは流石に思わなかったようで、「普通にびっくりしました。店内だったので店員さんが注意しに来るのかな?と少し様子を見ていましたが、特にそのような事はなく、普通に猫を肩に乗せたまま歩いていました。」と当時の状況を回想。また、周囲の反応については「びっくり7割、可愛い3割くらいの気持ちで見ていたのではないかと思います。嫌がったり怒ったりしている人がいるようには見えませんでした。」と振り返ってくれました。
この光景を見て陳さんが特に驚いたのは、猫が肩から降りて自由に歩き回らなかったこと。と言うのもこの猫ちゃん、首輪は付いているけれど、なんとハーネスを装着していなかったそうなのです。場合によっては脱走してもおかしくない状況のように見えますが、飼い主と思われる男性には大丈夫だという確信でもあったのでしょうか。それとも実は細いリードをこっそり付けていたのか。真相はわかりません。
この後、猫ちゃんが飛び降りて走り回ったりしないか、ヒヤヒヤしながら見ていたという陳さん。しかし、猫ちゃんは終始落ち着いたまま肩の上に乗っていたのだそう。その理由については「私も不思議なんですが、猫の性格なのかな?と思いました。自分でも猫を飼った事はありますが、厳しくしつけてああなるとも思えないので。」と推測してくれました。一方、男性は5分ほど店内を歩き回った後、猫ちゃんを乗せたままに外へ出て行ったのだとか。
陳さんによると、台湾ではコンビニに犬や猫、鳥などの動物と一緒に入ってくる人は珍しくないのだそうで、その延長線上の感覚で入ってきたのかもしれませんね。
日本との文化の違いを感じさせられるエピソードでした。
取材協力:陳幻柔(@chenmari07)さん