【まるで羊の毛刈りみたい】換毛期にブラッシングされる猫の映像が話題に→抜け毛で子猫が作れそうなほど量がすごすぎた

猫は夏や冬の気候に対応するため、古い毛が大量に抜けて新しい毛に生え変わる「換毛期」を1年に2度迎えますが、放っておくと病気を引き起こしたり部屋の中に散らばってしまうため、猫の毛が抜け落ちる前にブラッシングをしておくのが一般的です。

抜け落ちる毛の量は、猫の種類や個体によって異なりますが、中には多すぎてびっくりしてしまう子も。SNSではブラッシングでごっそりと毛が抜けた猫の映像が話題になっています。

写っているのは「うしお」くんというキジトラ猫。

恰幅の良いボディをした猫ちゃんで、ごろんと横座りをしたままブラッシングをされる姿がとってもダンディ。何度ブラシをかけられても落ち着き払っている姿は大物感たっぷりで、画面左端には取り除いた毛が早くも集まりつつあります。

しかし、この量はまだまだ序の口。手袋をはめた飼い主さんが慣れた手つきで猫の毛を絡め取っていきます。ブラシをかけたばかりの場所なのに、2度3度とブラシをかけるたびに次から次へと猫の毛が湧き出てくるため、飼い主さんにとってはキリがなさそうな作業にも見えますが、どんどん抜け毛が溜まっていく様子を眺めているのはなかなか爽快です。

そして最終的に取り終わった毛の量がこちら。

猫ちゃんの体はブラッシングの前後で小さくなっているようには見えないので、一体どこからこんな量の毛が出てきたのか不思議に思ってしまうほどのボリューム感。この毛を使って分身となる人形でも作れそうな勢いですが、飼い主さんはこのブラッシング作業を「羊の毛刈り」に例えながらTwitterに動画を投稿しています。

換毛期のブラッシングは
羊の毛刈りか？！ってぐらい毛が抜ける pic.twitter.com/ymy9cE4tV4
— 無重力猫ミルコのお家 (@ccchisa76) May 23, 2023

動画を見たユーザーからは「すごい量ですね！」「見ていて気持ちいい」「猫ちゃんも気持ちよさそう」「うしおJrが出現しそう」など、続々とコメントが到着。5月30日時点で2.7万件の”いいね”がつくほどの大きな注目を集めています。

コメントの中には「猫が大人しくしていることが羨ましい」という感想が多く寄せられているのも印象的。確かに猫の中にはブラッシングされるのを嫌がる子もいて、ブラシに噛み付いたり逃げ出したりする子も少なくありません。

実は「うしお」くんのお家は他にも4匹の猫が生活。どの猫も比較的ブラッシングしやすい性格なのだそうですが、「うしお」くんは日頃から抱っこしたり撫でたりしている影響なのか、どんどんブラシに慣れていき、家の中で一番ブラッシングしやすい子なのだとか。飼い主さんの話によると、1回のブラッシングに要する時間はだいたい5分くらいで、換毛期の間は、気になったタイミングで猫たちの様子を見ながら都度行っていると言います。

しかし、5匹も猫を飼っていると、換毛期のお手入れはかなり大変なはず。嫌になったり面倒くさくなったりすることはないのでしょうか。

そこで、どのような心境でブラッシングをしているのか聞いてみたところ、「猫たちがスッキリして気持ちいいかな？」「お部屋の抜け毛掃除が楽になるかな？」と思いながらやっているのだそうで、猫にとっても人間にとってもwin-winな作業であるというイメージを持ちながらこなしていることを明かしてくれました。

また、上手にブラッシングをする方法については「コツは色々ありますが、一番大事なのは猫がリラックスしている時（日向ぼっこしてる時がオススメ）にする。猫の気持ちに寄り添うのが大事だと思います。」と回答。ブラッシングをしようとすると猫が逃げてしまう飼い主さんにとっては試して見る価値がありそうです。

今回の動画に登場した「うしお」くんは11歳の男の子。元々は畑で生まれた子猫の里親募集をきっかけに飼い主さんのお宅へやってきたのだそうで、当時、猫を飼うのは初めてだったことから1匹だけにしようと思っていたものの、里親募集先には仲の良いメス猫が一緒にいて、引き離すことができなかったことから、2匹同時に家族として迎え入れることになったと言います。

そんな飼い主さんのお宅は、現在5匹の猫ちゃんが暮らしている大家族。YouTubeではブラッシング動画のロングバージョン（https://www.youtube.com/watch?v=54Ey0uIKJMQ）が公開されているほか、猫の遊園地のような空間にDIYで猫リノベーションした動画なども公開されています。