猫を愛した作家の企画展「大佛次郎×ねこの写真展 2018」が開催2/20〜

一緒に住んだ猫の数は500匹を超えると言われるほど猫を愛した作家、大佛次郎(おさらぎ じろう)のネコ写真展が2018年2月20日から神奈川県横浜市にある大佛次郎記念館で始まります。

大佛次郎記念館の外観

昨年には、大佛次郎の生誕120年を記念して、大佛次郎の原稿や書簡などの文章をはじめ、生前に収集した多彩な猫コレクションを展示する企画展が開催されましたが、大変好評を博したことから2回目の開催が決定。今回は内容を拡充して写真をメインにした展示内容となっています。

 


大佛次郎とねこ

1897年(明治30年)に誕生した大佛次郎は、鞍馬天狗シリーズや赤穂浪士、パリ燃ゆ、天皇の世紀などの作品を執筆した国民的作家であると同時に「猫は一生の伴侶」と語るほどの愛猫家。

大佛次郎の写真

家の中では常に10匹以上の猫に囲まれて生活しており、一緒に住んだ猫の数は500匹を超えると言われるほど猫との関わりが深く、猫の置き物や玩具などを収集していたほか、猫にまつわる読み物も数多く残しています。

 

大佛次郎の文章×ねこの写真

今月から始まる写真展では、大佛次郎が残した作品の中から、作中の場面にピッタリのネコ写真を並べて展示するコーナーが登場。

毛づくろいをしてあげる猫の写真

まるで、猫たちが大佛作品に出演しているかのようにも見えることから前回も人気を集めた企画ですが、今回は鞍馬天狗(くらまてんぐ)シリーズから「女郎蜘蛛(じょろうぐも)」をピックアップしてネコの写真と一緒に展示されます。

鞍馬天狗を付け狙う女刺客お喜代と、そのお喜代すら魅了する鞍馬天狗。小説の世界と猫の写真が交錯したイマジネーション溢れる展示内容となっています。また会場では、展示作品のポストカードも販売される予定。

 

大佛家を彩ったシャム一族

大佛家で暮らしていた猫たちの写真コーナーでは、シャム猫とその子孫の猫たちとの日々を写真で紹介します。

大佛次郎の家で暮らしていたシャム猫たち

大佛次郎は、当時の日本では珍しいシャム猫を知人経由でサイゴン(ベトナム)から取り寄せており、以来その子孫たちが大佛家の猫体系の一角を占めるようになっていました。

「猫の種類の中で一番シックなのはカット・グラスの色で染められたシャム猫だ」と語るほど、大佛次郎が魅せられたシャム猫たちの日常の姿が展示されます。

 

一般公募作品の展示&人気投票

昨年10月〜12月にかけて一般の人々から応募のあったネコ写真を展示するコーナーも登場します。

一般公募のネコ写真を展示 by 大佛次郎記念館

会場では作品の人気投票も行われますので、お気に入りの写真1枚を見つけて投票してみては。

 

猫パネルと一緒に写真撮影

本展では作品鑑賞に加えて、館内のフォトスポットで写真撮影も楽しめます。

大佛次郎記念館の所蔵品や写真から飛び出した猫たちが、パネルになって館内のいたるところに出現。2Fのサロンには猫のパネルだけでなく大佛次郎の等身大パネルも設置され、まるで大佛邸の応接間を再現したかのような空間となっています。

大佛次郎の等身大パネル

 

大佛次郎のテーマ展示

写真展の会期中には館内でテーマ展示も開催。ネコ好きな一面だけでなく、大佛次郎自身についてもっと知ることができる展示物を鑑賞できます。

■大佛次郎の戦後ニッポン―未来を信じるチカラ―
平成29年度テーマ展示Ⅲ/大佛次郎生誕120年記念
期間:~2018年3月11日(日)

平成29年度は大佛次郎生誕120年という記念の年で、大佛次郎の「人となり」に光を当てた様々な展示やイベントを展開してきましたが、最後を飾るテーマ展示として、敗戦から昭和30年代半ばにいたる戦後のあゆみを取り上げます。

■大佛次郎記念館の40年 1978-2018
平成30年度テーマ展示Ⅰ/大佛次郎記念館40周年記念
期間:~2018年3月15日(木)~7月8日(日)

大佛次郎記念館は大佛次郎の没後5年を経た1978年に彼の業績と生涯を紹介する文学館として開館。日本文学史に残した足跡とともに、記念館40年の歴史を所蔵コレクションとともに紹介します。

 

イベント概要

名称:大佛次郎×ねこ写真展2018
期間:2018年2月20日(火)~4月8日(日)
時間:10:00〜17:00(3月まで)
  :10:00〜17:30(4月から)
  ※入館は閉館の30分前まで
休館:月曜日(祝休日の場合は火曜)、3/12〜3/14
入館:高校生以上 200円、中学生以下無料

会場:大佛次郎記念館(港の見える丘公園内)

神奈川県横浜市中区山下町113

(C) The Osaragi Jiro Memorial Museum/prtimes.jp