光あふれる風景に溶け込んだネコの水彩画を展示「猫のいる風景 青木美和 透明水彩画展」

来月8月23日から水彩画家・青木美和さんの個展「猫のいる風景 青木美和 透明水彩画展」が東京・京橋駅近くのギャラリーで開催されます。

青木美和 透明水彩画展 猫のいる風景画展

青木さんは東京・大田区出身の水彩画家で、1990年頃より広告や出版関係のイラストレーションを手がけ、現在は室内風景や街並みなど日常生活のひとコマや花、野菜、雑貨などの作品を描いている方。

来月から始まる個展では、昨年12月に出版された水彩技法書「青木美和とクリの水彩レッスン 猫のいる風景画」に収録されている作品を中心に、猫をモチーフとした新作も含めて約30点の透明水彩画が展示されます。

青木美和さんの海外風景作品@ギャラリーび~た過去に行われた個展の様子

展示作品に描かれているのは、日本の様々な場所やヨーロッパの小さな町を訪れて出会った、光あふれる風景とそこで暮らしている猫たち。

以前から風景画の中に動物たちが描かれることの多かったという青木さんの作品ですが、今回はニャンとすべての絵に猫が登場。自身でも以前、3匹の猫を飼っていたという青木さんの作品には、猫がみせるふとした仕草や表情がうまく捉えられています。

青木美和さんの透明水彩画作品、田舎の風景と猫たち猫の自然な仕草を表現

猫は気分屋なので外にいる猫を描くのには苦労しそうな気もしますが、同じ場所で2~3時間ほど滞在して水彩スケッチをしていると、いつの間にか近所の猫が知らん振りをしつつだんだんと距離を縮めてきて、こちらから語りかけると相づちを打つ程度の表情をしてくれるようになると言います。

青木美和さんの透明水彩画作品、振り返る茶白猫にゃにゃっ!?

また、青木さんは普段絵の中に人物をあまり入れず、「生活の気配・人の気配」を描くのを好まれるそうですが、猫たちはその気配を壊さずに、作品の中にいつの間にか入り込んできてくれるのだとか。

青木美和さんの透明水彩画作品、港で佇む猫の後ろ姿猫が風景に溶け込んでいますニャ

本展ではそうして描かれた作品の数々を眺めていると、まるで猫が暮らす町村の美しい風景の中を旅しているような気分に浸れる、そんな展示内容となっています。

会場となる「ギャラリーび~た」は京橋駅と宝町駅から徒歩2分、東京駅からも徒歩8分とアクセスしやすい立地にありますので、猫好きな方は鑑賞してみてはいかがでしょうか。

ギャラリーび~たの館内展示風景

青木美和 透明水彩画展 猫のいる風景画展

会期:2017年8月23日(水)~8月29日(火)
時間:9:30〜18:00
休館:会期中無休
会場:ギャラリーび~た


東京都中央区京橋2-8-5 京橋富士ビル1F

※展示する作品内容および作品数は記事執筆時点に予定しているのもので、今後変更になる場合があります。

画像提供:ギャラリーび~た

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