8cmの小さなドヤ顔をした猫が大集合「100匹のどやねこ展」
小さなドヤ顔をした猫の置物を展示する「100匹のどやねこ展」が9月17日から、広島県のはらみちを美術館で開催されます。
「どやねこ」とは、8cmほどの小さなドヤ顔をした猫の置物で、本体の制作はご主人の「いわさきこうじ」さんが、写真撮影は奥様の「いわさきかつらさん」がそれぞれ担当し、ご夫婦でその世界観を創り上げている作品です。
最初はご主人が会社勤めのかたわら趣味で猫の造形作品を作っていたところ、奥様の後押しにより100匹のどやねこ作ることを目標に掲げ、2015年の夏から制作を本格的に開始。その後100匹のどやねこを作り終え、2017年の春以降は静岡と京都にて、どやねこ作品を集めた展示会を開催しています。
過去のどやねこ展
猫の造形だけでなくジオラマも制作することで、独特の世界観を感じられる作品展となっています。
柄も種類も異なる、個性豊か猫たちの作品が並んでいますが、100匹ともなると、どうやって猫ちゃんの柄を考えているのか気になりますよね。
元々はいわさきさんのお家で飼っている猫をモデルに制作をはじめ、その後は思いつく柄の猫を作ったり、友達の猫にモデルになってもらっていたのですが、Instagram(@neconomint)でどやねこの写真の公開し始めたところ、興味を持った人たちから、どやねこのモデルに沢山立候補があったのだとか。そのため、100匹のどやねこのうち、ニャンと8割は実際の猫をモデルに作られているのだそうです。
会場ではモデルになった実際の猫ちゃんの写真も展示されていたりするので、実物と見比べたりしながら鑑賞してみるのも楽しそうですね。
また、作者のいわさきさんによると、100匹のどやねこ達はただの猫の置物ではなく、独自の世界観を持って作られているほか、お散歩したり、バスに乗ったり、電車に乗ったり、時には旅に出たりするのだとか。会場ではそんな旅先での写真も展示されており、小さなジオラマと併せて、どやねこ達の物語を感じられるのも本展の見どころとなっています。
作品の中には、ニャンと広島カープのユニフォームを着た「どやねこ」も!?
また展示会の期間中は日時限定で、どやねこブローチ作りを体験できるワークショップが開催されます。定員は先着5名で電話予約となりますので、参加希望の方はお早めに。
■どやねこブローチ作り
日時:10月7日 14:00~
:10月8日 10:00~、14:00~
TEL:0824-53-7021
どやねこの作者であるいわさきさんの在廊は、ワークショップの日を含む9月17日、10月7日、10月8日が予定されています。
会場となる「はらみちを美術館」は、広島在住の画家・はらみちを氏の作品を常設展示する美術館で、温泉や宿泊施設を備えた「君田温泉森の泉」に隣接。豊かな自然に囲まれ、のんびりとした雰囲気を感じられる場所です。
興味のある方はぜひ訪れてみてはいかがでしょうか。
100匹のどやねこ展 in 広島
期間:2017年9月17日(日)~10月29日(日)
時間:9:00~17:00
休館:毎月第3火曜日
入場:大人300円、高校生150円、中学生以下無料
会場:はらみちを美術館 ホール
広島県三次市君田町泉吉田311-3
君田温泉森の泉 隣接
今回ご紹介した「100匹のどやねこ展」ですが、2018年の2月には東京での開催も予定されていますので、首都圏にお住まいの猫好きな方も見るチャンスがありますよ。
■100匹のどやねこ展 in 東京
期間:2018年2月10日(土)~2月13日(火)
時間:10:00~
会場:ART・IN・GALLERY(アート・イン・ギャラリー)
住所:東京都渋谷区神宮前4-25-3
画像提供:Doyaneco.