「お前さっき◯◯したよな?」飼い主の腕にまたがる猫ちゃん、その可愛い後ろ姿に隠れたヒミツとは
猫が人間の体にひょいっと乗ってくる瞬間は、多くの愛猫家にとって何物にも代えがたい癒やしのひととき。温みのある小さなボディと適度な重みでのしかかられると、暑い夏でも心がじんわりと満たされていくのを感じずにはいられません。
先日、2匹の猫を飼っているしろみ(@wmisoup)さんがSNSに投稿した写真も、そんな瞬間を捉えた一枚でしたが、そこには素直に喜べないちょっぴり複雑な事情が隠れていました。

写真に写っているのは、ソファでくつろぐ飼い主さんの腕の上で、背を向けたままどっしりと座り込む一匹の猫ちゃん。
平坦な場所に腰を下ろした方が座り心地は良さそうなのに、わざわざ凸凹した人間の上に乗っかってくるのは、明らかに意図的な行動。背後を気にする素振りも見せず自然体でリラックスする姿からは、飼い主さんへの深い信頼と安心感が伝わってくるかのようです。
この写真が「お前さっきうんちしたよな?」というコメントと共にSNSのXに投稿されると、2.6万件の「いいね」が集まる反響ぶり。「猫あるあるすぎて笑ったww」「嬉しさ半分、臭さ半分…」「うちのも同じタイミングで来るよね…」など、共感のメッセージがたくさん寄せられて注目を集めています。
本来であれば、人間と猫の絆を感じられる微笑ましい光景……のはずですが、問題となったのはそのタイミング。なぜ猫ちゃんはトイレ直後というデリケートな時間帯に座りにやって来たのでしょうか。
当時の状況について、飼い主さんにお話を聞いてみると、「猫はリビングにあるトイレでうんちを済ませてソファに登ってきたところでした。いつもここにいるのでお気に入りの場所なのだと思います。一方、私はその時ゲームをしていたのですが、もう1匹の猫が膝に乗って甘えてきたので一休みして、腕をソファの背もたれにかけたところでした。」と振り返ってくれました。
つまり、猫ちゃんにとっては、用を足した後にいつもの定位置であるソファへ移動しただけ。そこにたまたま飼い主さんの腕があったので、またがる形になってしまった……というのが写真の状況に至ったいきさつのようです。そして、猫トイレはリビングから見える場所に置いてあるほか、トイレをする時の音や長さが猫によって違うことから、どちらがうんちをしたのかはソファに座ったままでもよく分かるのだとか。
ゲームをしていても猫がどこで何をしているのかなんとなく把握できるのは、日々一緒に暮らしている飼い主さんならではの洞察力と言えるでしょう。

実は飼い主さんの家では、今回のような出来事が起こるのは珍しくないのだそうで、「よくあります。朝もお尻を向けて起こしてきますし、私が起きるまで顔を舐めて上に乗って待機してます。この子は特に甘えたがりですね。」と述懐。写真当時の心境については「いつものことではあるのですが、直前にうんちしたのを見てるので複雑ですね。可愛いし温かいからいいけど、お尻そこで拭かないでね、って感じです。」と、複雑な胸の内であったことを明かしてくれました。
一方、猫ちゃんの心境については、「いつもの場所でくつろいでいただけだと思います。背もたれに手を伸ばしたのは私の方ですので、『この腕邪魔だな』と思ってたかもしれません。」と推測。どうやら猫ちゃんにとっては日課となっている行動であり、そこへお邪魔したのが飼い主さんの腕、という構図だったようです。
この後、飼い主さんは腕を引き抜いたものの、猫ちゃんはいつもの場所で気持ちよくなってしまったのか寝落ちしてしまい、数十分ほどソファの上で寝続けていたそうです。
この猫の名前は「ティニー」くんという3歳の男の子。普段から食欲旺盛で、体型は普通なのに体重は6キロもあるずっしり系の猫ちゃん。赤ちゃんの頃から診てもらっている獣医さんからも、「ほんとにおっきくなったね」と感心されるほどの成長ぶりです。また、お家には「ハット」ちゃんという黒白柄の女の子もいて、2匹は同時に保護された双子猫。日常のじゃれ合う姿を見ると、とても仲が良さそうなことが伝わってきます。

そんな猫たちは、飼い主さんにとってどのような存在なのでしょうか。
インタビューの最後に聞いてみると、「私にとっては同居人、相棒、気の知れた友人のような感覚ですね。庇護する対象であることは間違いないのですが、猫からすると人間は大きくて鈍臭い猫に見えているらしいんです。そう考えると、猫にとっても人間は庇護する対象みたいなものだと思いますし、あくまで対等な関係ですね。」と語ってくれました。
取材協力:しろみ(@wmisoup)さん




















