もしかして本気で怒ってますか…?ギザギザに毛を逆立てている黒猫の姿が話題に→実はまったく怒っていないことが判明

猫はクールで感情表現が豊かではないと思われがちですが、実は体の仕草や動きできちんと気持ちを伝えていて、その中でも特に分かりやすいのが毛を逆立てるという行為。

逆だっている猫の毛のイメージ写真
こんな感じの毛

猫が怒ったり、驚いたり、怖がったりすると、アドレナリンというホルモンが分泌されて交感神経を刺激。それによって「立毛筋」という筋肉が収縮することで毛が逆立つ仕組みになっていて、主に自己防衛のためによって起こる変化と考えられています。

日本で昨日から話題になっているのが、そんな毛が逆立っている黒猫ちゃんの写真。
それがこちらの1枚です。

ケンカを吹っかけているように見える毛が逆立った状態の黒猫ありさちゃん
完全に戦闘モード!?(@kuro_asari5bee)

「やんのかやんのかオラオラオラオラ」というコメントともに投稿されたこの写真。

背中や尻尾の毛がマンガのようにギザギザに逆立っていて、前傾姿勢になりながら鋭い視線を送る姿は、これからバトルでも始めようかと言わんばかりの臨戦態勢です。道を歩いていて、こんな猫ちゃんを見かけたら、思わず後ずさりしてしまいそうですよね。

しかし、実はこの写真、飼い主さんが猫用の玩具をもってウロウロしていたら、遊んでくれると思ったのかこの姿勢で待ち構えていた時のシーンなのだとか。猫は危険や恐怖を感じた時だけでなく、嬉しくて興奮した時にも毛を逆立てることがあり、この写真はまさにその瞬間を捉えたショット。猫の名前はあさりちゃんと言います。

飼い主さんによると、あさりちゃんは大きな音に驚いたり怒ったりする時はもちろん、遊んで興奮したり、嬉しかったり、ご飯が欲しくてねだる時にも、このように「やんのかステップ」をしながら毛を逆立てるのだそうで、基本的に感情表現がこの形になるのだとか。

人間から見ると相手を挑発しているかのように見えてしまう仕草が、時には愛情表現を示すことがあるというギャップがなんとも猫らしいですよね。

そんな毛が逆立ちやすいあさりちゃんは、2020年に車のスクラップ場で拾われた黒猫で、鍵しっぽがチャームポイント。性格は甘えん坊だけれど怖がり、抱っこはさせてくれないけれど布団には入ってくるなど、猫らしいツンデレな性格をしていると言います。

飼い主さんのTwitterではそんなあさりちゃんの日常と、それを見てメロメロになっている飼い主さんのコメントがまったりと綴られています。

画像提供:黒猫あさり(@kuro_asari5bee)さん

<参考>
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70歳で引退する父が…子猫を拾ってきた!猫と過ごす第2の人生を描いた書籍『親父と猫 定年後に待っていた猫ライフ』

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